メモ帳37

雑記

2002.1.15.アップロード

2001.9.4. (もともとはメモ帳36に入っていましたが、そちらの方はテロ関係でまとめることにしました。)

 東京に滞在中。友人と有楽町で待ち合わせて映画を観たことを思い出していた。『千と千尋の神隠し』を、スカラ座で。ここの映画館を選んだのは、日本で少数のデジダル方式のよる映画上映を体験することができるるので。わざわざ座席を予約してもらったので、待たずに見ることができた。

デジタル方式による映画鑑賞というのは、もちろん初めての体験だが、その画質の美しさには本当におどろかされた。「これは映画ではない」というのが、私の印象。DVDかなにかをプロジェクターか何かで見たという感じなのだ。

この映画のあらすじというのは、説明しにくい。ファンタジー・夢といった雰囲気で出来ており、その整合性を議論するのは、すでにおこがましいと言わざるを得ない。ただ感じたのは、冒険性には「ラピュタ」が、キャラクターの可愛さには「トトロ」が、少女が一人の人間として成長していく姿には「魔女の宅急便」があるという印象を持った。つまりこれまでの要素が、ごった煮になっているという印象である。

もちろんそれが意図的なものだとは考えていないが、宮崎アニメに流れるテーマというのが、どうしても顔を覗かせてしまうということはあるのかもしれない。何となく主張がましいものを感じてしまうのも、そうなのだろう。本人は、アニメで特定の主張が通るものだとは思っていないそうではあるが。 


2001.12.23.

昔のことを懐かしむようになるのは歳を取った証拠、などと言われるのかもしれないんですが、今日はなぜかそんなどうでもいいことが気になった日。この間、うちの大学の大学院で経済学を勉強している日本人の学生と話をしていて、私が新潟大学の教養で受けた経済学の話になったからなんです。

当時新大にはいくつもの経済学の講議があったと思うんですが、私のとったのは、なぜかクラスにいる人数がすごく少ないものでした(「裏ガイ」を見ておくべきだった!)。しかも唯一の近代経済学の講議なのだという。先生によるとマルクス経済学をやっている人がほとんどなのだとか。マルクスだか近代経済が何なのか私にはさっぱり分からなかったんですが (^_^;; 、当時としては、やたらと丁寧なシラバスを配ってくれて、飲み食いも雑談を防ぐ手段として許可するという変わったポリシー。ただ授業の邪魔になると放り出すと厳しい一言。でも、面白そうだから聴講してみることに。

「しまった〜!」と思ったのは次の週。授業内容がまるで分からない。価格設定の原理という内容だったんですが、いきなり黒板には数式の山。しかも高校の数学でならった一番最後の辺、あるいはそれ以上の内容。困った。まるで分からない。そしてその状態がず〜〜〜〜〜っと続く。やたらとテンポの速い授業、しかし先生はやたらラフな格好(ジーパンをはいていたような)。一方で、時々政府の経済政策もスーパーコンピューターにこういうモデルを入れてやってるとかいう発言が、一言・二言。とりあえず、なんだかすごそうな内容なんだろうな、と思う(でも、さっぱり分からん)。

当然テスト準備もこの授業が一番ピンチ。確か乗数理論とかいうのをやっていたと思うんだが(???)、とりあえず習った部分の公式をなんとか丸暗記して臨む。当日は覚えていることをできるだけ忘れないうちに一気に回答し、教室を退出。どうなったんだろうか…と気持ちはあせるばかり。だって何を書いたかさえ、覚えていませんからね。

しかしびっくりしたのは成績。大学教養1年目では、なぜか一番良い成績だったのです。ひえ〜どういうこと? これが一番謎な成績だった。いや、確かに問題には答えたという手ごたえはなんとなくあったけれど、何にも覚えていないから。結局経済学も数学も、何にも身に付かなかったけれど、やたらと苦労したことや、経済学って数式で世の中を見るんだ〜という認識だけは残った。考えてみれば、すごい学問ですね。

で、気になったのは、今その先生はどうしているのか、ということ。教科書はたしか訳書で、苗字だけをおぼろげに覚えていたのが幸いして、所在が確認できた。現在は早稲田大学教授とのこと。英語の論文も多数。へえ〜、やっぱすごい先生だったんだ〜、と確認。いや、もちろん、私がすごい訳では全然ありませんけどね (^_^;;

でも、教科書はロンドン大学で使われていたというし、偏微分なんか教養の授業でやるのは、ちょいとレベルが高すぎるんじゃないかって冒頭の学生の方が言っていたんで、やっぱり、内容としてはハードだったんでしょうね。いやはや。


01.12.26.

昨日は教会でいつも会う方から夕食に招待してもらった。郊外の閑静な住宅地で、アメリカで裕福な人たちというのは、本当に良い所に住んでいるなあと思う。七面鳥のハムを中心とした飾り気のない食事は、とてもおいしくて、感動した(う〜ん、うまく表現できない)。

今日はクリスマスの余韻も残っていて、まだ静かな感じ。故郷のタウン情報誌からエッセイの依頼も来ているので忙しくなるけれど、楽しく内容を構想していきたい。

それにしても、いいかげんにデジカメ買わんといかんなあ。


02.2.8.
 
デジカメ、買いました!

今年に入って、初めての雑記。音楽のことばかり書いていたからなあ。最近起こったことと言えば、富山のタウン情報誌『グッドラックとやま』に自己紹介エッセイを書いたこと。いや〜なんだか照れくさいですね、自分の写真が載ったのを見ると。でもいろんな他の記事を見ていると、日本が懐かしくて、特においしそうなレストランに目がいってしまう。う〜ん、日本の食事が恋しいなあ。

で、またこれまた突然だが、今日は町にある韓国人経営の雑貨屋で「とうもろこし茶」を買ってきた。妹と一緒に東京は大久保のスーパーに行った時に買って、これがすごくうまかったのだ。そこで買ったのと同じ種類のがはいったので、うれしくて、買ってきた。

なんて書いてあるのか、ハングルが読めないんだけど(涙)、このブランドのは、何といっても香ばしいかおりがうれしい。とうもろこしの形をした、本当の意味でのとうもろこし茶もあるんだけれど(こちらの方は、あまり香りがしなかったんだけど、出し方が悪かったのかな?)、これはティーバックに入っているし、使いやすい。大久保のレストランでは冷たく冷やしてお水がわりとして飲んだこともあるが、やはり香りが良かった。入手できるのだったら、ぜひお勧め。


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