メモ帳44

雑記

2004.4.22.アップロード

04.1.8.

フロリダ時代の友人であるゆかさんがボーイフレンドのティム君とともにやってきた。彼女は大阪の池田市出身。もちろん富山は初めてである。ひさしぶりの英語に、最初は口ごもったが、だんだん慣れてきた。やはりたまにはこういう風に話す機会も必要なのだな。

改めてティム君を見たが、背が高く見えること。アメリカでは彼は普通の背丈だが、日本人の平均身長からは、かなり大きく見える。こればかりは全く私も意識していなかった。

到着した7日の昼は富山駅から車に乗って、食事処だいせんへと向かう。この店の本店である大泉(だいせん)は、私の祖父の代からの付き合いがある天ぷら専門のお店で、今回もコース料理をいただいた。ただ食事処だいせんは富山空港よりもちょっと南側の民家を買って新しくオープンしたもので、看板も特になく、本当に普通の家のよう。

私も幼い頃から何度も食べている料理で安心して勧められる。ティム君は「日本食はこうであらぬというくらいのおいしさ」と最大限の賛辞。天ぷらの油の軽さに、特に感動したようだった。

本当はコーヒーを飲みたいと言っていたが、そのまま高速道路を経て宇奈月温泉へと向かう。途中のドライブインにて缶コーヒーなどを味わう。「一度飲んでみたい」とティム君も言っていたからだ。私の飲んだココアの味の方に感動していた。彼に言わせればコーヒーに「ジョージア」の名前の書いてあるのがとても面白いらしい。フロリダじゃないのが残念だけれども。

当日は立山連峰を広く見渡しながら高速道路のドライブが楽しめ、この絶景に二人は感動した。私ももちろん。これだけの風景が身近に楽しめるのは、富山ならではだ。さすがにどんなに大きな大名のお城も、これにはかなうまい。

もう暗くなり始めていたが、サン柳亭から宇奈月温泉駅へ向かって散歩。足を付ける温泉ができたと旅館の方がやたらと宣伝するので (^_^;; それも観察。見事に誰もいなかった。ティム君はお湯に触って「auch!」と叫ぶ。日本語ではお湯が熱いので触らないようにと書いてあるんだよ、と説明していたら、苦笑いしていた。

ティム君はどんなにたくさん夕食を食べても、必ず夜になるとお腹がすくそうなので、インスタントラーメンを地鉄宇奈月駅前の売店で購入。雪がぱらつく中、旅館に帰りさっそく入浴。温泉のお湯は透明で、それなりに熱い。ティム君は長湯が好きだそうで、私の方がさきに上がってしまっている始末。 その晩、料理の方は適度な量だったようで、夜食はなかった。

翌日は午前中に宇奈月の地ビールのお店による。本当はここで一杯の予定だったが、あまりにも朝が早いため断念。そのまま魚津の埋没林博物館へ向かう。博物館の内容はまあまあといったところ。ハイビジョンのビデオ上映には我々3人だけ。アメリカだとこういうシチュエーションでは、係員の人が気さくに話してくれるなど、アットホームな中で親しくできるチャンスなのだが、さすがにこちらの博物館の方は真面目な方で、まるで200人のお偉いさんを相手にしているような折り目のただしさ。ティム君はそれを大いに楽しんでいたようだ。

それよりも何も、この日魚津は雪景色。大阪から来たゆかさんは、雪がたまらなく楽しいらしい。普段大雪にうんざりしている地元民にはない感情に、かえって新鮮味を感じた。

帰りは四川の華という中国料理店で、おそい昼食。ここの味もなかなか。

帰りの際は自宅近くの酒屋で満寿泉を買ってくる。お二人とも、この日本酒が今まで飲んだ中では一番のおいしさなのだとか。富山駅のステーション・デパートでは野沢菜なども購入。こんどは雪のない時に五箇山観光など、ということになった。


04.1.18.

16日から沖縄を旅行する。いわゆる団体旅行を体験するのは初めて。

富山から沖縄までのチャーター便は、他のツアーで参加する人たちも含め満席状態。富山は雪景色だったが、何とか無事飛行機は飛んだ。気温23度というのは、富山と20度の差。空港につくなり上着を脱ぐはめになってしまった。とにかく窮屈なスケジュールにはまいったが、観光としての沖縄を味わったというところか。


04.1.27.

三枝成章が音楽を担当したNHK時代劇『宮本武蔵』総集編のDVDを数日かけて観た。昨年は大河ドラマでも武蔵を取り上げていたが、役所公司主演のこの水曜時代劇は、世評どおり、昨年の大河ドラマ版よりも感銘を受けた。ナレーションを入れたブツ切り編集はいたしかたないけれど、それにしても芝居のうまさに感動。やはりドラマはドラマでなければ。


04.2.1

陸上自隊旗授与式の映像。迷彩服を着て銃を持ち行進する隊員たち。なんでこんな軍隊みたいな映像を大々的に世界に伝えようとするのだろう。軍事的・政治的には逆効果でないかと思うのだが。よほど「軍隊復活」「軍事大国ぶり」を広く(あるいはアメリカに向けて?)アピールしたいのだろうか。

「日本はアジアの軍事的脅威となる」というイメージを煽れば煽るほど、隣国の軍備強化となるように思われて仕方がないのだが。


04.4.22.

テレビで報道されている、イラクの日本人誘拐事件について、いろいろ報道されているが、次の3つの視点は押さえておくべきだと思う。

テロリストの思うつぼ(船橋洋一)
いわゆる「自己責任論」について(江川紹子)
日本では人質が解放費用を払わねばならない
世界の「孤児」になろうとしている小泉日本(04.4.23. 追加)


メモ帳目録に戻る
メインのページに戻る