メモ帳40

雑記

2002.10.2.アップロード

2002.7.22.

アメリカ料理といえば、ハンバーガーとステーキ、などといわれるほど、アメリカの料理というのはつまらなさそうに思える。でもハンバーガー=マクドナルドというのも、ちょっとアメリカ料理のイメージとしては理不尽かな、と思うこともある。というのも、町のちゃんとしたレストランで食べるハンバーガーはそれなりにおいしいし、バラエティーにも富んでいるからだ。ステーキのように焼き方も指定することができる。今のところ私が好きなのは、ザ・ループという音楽学部近くのレストラン。最近は西洋わさびを付けて食べるフィリー・バーガーというのがおいしい。焼き方はミディアム=レアというのにしてもらっている。いわば「半焼」みたいな感じだろうか。


2002.9.4.
 
私の住むフロリダ州タラハシーは湿度が高い。冷房の強くきいたバスから外へ出ると、眼鏡がさっと曇ってしまう(ちなみに私の眼鏡は乱視鏡で度はほとんど入っていない)。その湿度の高さを象徴するかのように、あちこちにキノコが生えているのを発見することが多い。雑草のなかに自然に生えてくるもので、おそらく大半は毒の入ったものだと思うが、タラハシーに最初に来た時、空港の回りの木の多さとともに最も印象に残ったのが、色々なキノコなのである。


2002.9.13.

富山に郊外型ショッピングモールがまたできたようだ。何でも廊下が吹き抜けになっていて、2階部分は店が向かい合うようになって建てられているのだとか。何でも「アメリカを思い出す」のだそうだ。

私が現在住む人口14万人の町にもモールは2つあって、そのうちの1つがこの作りになっている。初めてそのタラハシーのガヴァナーズ・モールを訪れた時の印象はどうだったのだろう? 実はあまり覚えていない。しかし巨大な駐車場だけは印象に残っているし、本屋さんが小さくてがっかりしたかもしれない。

モールには衣服を買いに行くことがあるが、それ以外あまり興味がない。フードコートという食事場に食べに行ったこともあったか。結局自分の欲しい本やCD以外のものにはあまりこだわらない方なので、こういうところで目を輝かせながらウインド・ショップング(ブラウジング)というのはしないのである。

この高岡市にできたというイオン・モールは、全国的に展開しているのだそうだ。私も話のネタついでに訪れてみるとは思うが、それ以上のことはないかもしれない。またもや富山のアメリカ化の一つが見られたというところか。


2002.9.20.

秋といえば、柿の季節。ここフロリダにも日本のような柿があるが、プチトマトよりもちょっと大きいくらいサイズのものもあるそうだ。今日は聖書読書会の日で、一緒に勉強した信徒さんが、柿プリンを作ってきてくれた。プリンといっても、ふにゃふにゃのクッキーといった歯ごたえのもの、あるいはすごく柔らかい干し柿(で柿の形のないもの)という感じか。ほどよく甘さを押さえたレシピで、おいしくいただいた。家にももらってきた(写真)。これはうまい!


2002.10.02

私の研究主題が1930年代アメリカのラジオ局によって委嘱された芸術音楽作品ということになっているため、その中で、どうしてもナショナリズムについて考えなければならない。どれだけ深い考察ができるかは全く怪しいのだが、たまたま今日は副任の先生とメディアがナショナリズムに及ぼす影響という観点から、現在のアメリカの状況について話すことがあった。

その先生もアイヴズを中心としたアメリカ音楽研究を専門にや研究をしてきたというが、現在の米国メディアの状況に対しては「恐ろしい」という認識を持っていた。傲慢なブッシュが単純極まりない発想のもと排他的なプロパガンダをしているのが現在ではないか、カタストロフィックなことが起ころうとしているのに、それに対して自分を危険にさらさなければ意見が言えないこの状況は絶対おかしい、というのが彼女の主旨だ。また、そういった考え方を持つ人は彼女の回りにはかなりいるが、米国のどのメディアをみても、そのような発言が出ることがないなどとも言っていた。

カリフォルニアではブッシュのイラク先制攻撃に反対の色を示しているようだが、実はその他でも、水面下でかなりの人が現在の大統領のあからさまな軍事政策に恐れと疑問を感じているのかもしれない。そして彼女の言葉を借りれば「愛国心の名のもとに」このようなことがなされているというのが耐えられない、そして自分こそ歴史にもとづいて考えているし、愛国的ではないかという。

アメリカの言論は、私が考えていた以上に危険な状態にあるのかもしれない。


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