メモ帳30

雑記


2000.6.1.

今度引っ越すことになる、大学経営のアパートを下見。はやくこんなボロ・アパートから、脱出してやるぅ〜。

それにしても暑い。日本もかなりだそうだが、こっちは5月から夏だから。


2000.6.5.

「電話の引っ越し」をすませる。しかしたったそれだけに50ドルもとるのか〜、Sprint。でも、AT&T、今度は日本への電話が1分15セントだという。安い〜。


2000.6.12.

「ケーブルTVの引っ越し」を申し込もうとしたら、前の住人が200ドルほど滞納していたらしくて、僕はそいつじゃないってことを証明するものを持ってこいって言われた。このことを、近所の友人に話したら、「学生なんだろうに、ひどいね〜。でも200ドルっつうと、40ドルが標準の価格だから、5ヶ月も滞納ということか。その前に回線切られなかったかなあ」との発言。ごもっとも。


2000.6.14.

今度は昨日買ってきたエアコンが不良品。ディスカウント(Walmart)で買ったので、自分たちで持ってきた。取り付けは大学の用務員がやってくれるんだけど、今度はそれ取りはずして返品しないといけない。全くこれだからアメ製はダメなんだ! もう一回用務員を呼んで外してもらわないと。1回来てもらうごとに25ドルなので、50ドルも家賃に上乗せだ〜。


2000.6.16.

大学の音楽学の先生5人と大学院生が集まって、音楽学部の今後を話し合う会合があった。博士のゼミが民族音楽学と音楽史と2つあるのは問題ではないかという提起があった。自分は音楽史だが、民族音楽学の方も興味があるし、ということ。でも先生の方は、どっちをとっても別にいいから、それは自分次第ではないか、という反応も。かつて大学院は小さかったので、博士ゼミは音楽史と民族音楽学とがごっちゃになっていて、特に民族音楽学の学生は、不満に思っていたようだ。ところが来学期は人気の高い音楽史の先生がゼミをやることになっていて、民族音楽学のゼミは閑古鳥が鳴いているらしい。結局は面白いトピックを出すことが大事という結論に至る。その他はTA控室に新しいラジカセを、とか、もっと音楽教育や理論の人との交流をしましょうという話。後者など、学際的という言葉を、より現実にしようとする意気込みが学生の間にもあるようだ。日本でも、こういった会合があるといい。ある程度の規模のある大学だと、こういう分野間の交流がどうしても意識的になされなければいけないからなあ。

真面目な会議のあとは、パーティー。ヴァン・グラン博士の家は平屋なのだが、トイレからして、3畳くらいあるんじゃないかという広さ(思わず、ここで寝られるな〜という貧相な発想をしてしまう)。アメリカの物質文明のすごさを思い知らされた。しかも、当然のごとく、プールがついている。なかなか暖かくて、良かった。屋外グリルで、僕はサーモン持参。他の人はステーキなり、チキンなりという感じ。みんなおいしいサラダを持ち寄ってきていて、料理がうまいんだな〜と関心。料理のできない僕は抹茶と小豆のアイスを持参。


2000.6.22.

日本人学生会でスキャナを買うことになっていたので、さっそくComp USAへ。世の中すでにUSBポートなのね。でもSCSIポートのスキャナがセール品になっていたので、早速買ってきた(キャノン製、150ドル弱です)。1200dpiならいいんじゃないか。とりあえず、ちょっと私用させてもらった(ゴメンなさい!)。マックでもウィンドウズでも大丈夫というのも、これまたうれしい。で、使ってみて、いいですね〜これ。僕、欲しい (^_^)。


2000.6.23.

久しぶりに学校。日本人の友人に、ダウンタウンや宮崎アニメのビデオを貸す。その友人の横にいたのが、アメリカ人で、専攻がアメリカのキャラクターの変化、ということを専門に勉強していると聞き、ちょっとした会話を楽しんだ。もともとは宗教をやっていて、東洋についても多少やったそうなのだが、やはり自国の対する関心が強いということなのか。アメリカは軍事費に金をかけすぎている、というようなことを言っていたので、皮肉も多少こめて「The US has the greatest military. Or the largest military?」みたいなことを言ったら、「greatestの方がいい」と言う。「僕だったらgreatestの前後に引用符入れるね」と返す。でもgreatestと思っているのね、やっぱり。だからアメリカってだめなんだよなあ、なんて思うのは反則かな。その他、60年代の話など。


2000.6.24.

日本人学生会のメンバーで、パナマ・ビーチ(車で約1時間半の、白砂のきれいな海岸)へ行く話があったのだが、さすがに疲労度が高く、あきらめた。かわりに、友人に誘われて、今いる大学経営のアパート群の住人が行うバーベキューがあるときいて、そちらに参加してきた。日本人は僕一人。でも中国系を中心として留学生も多く、なかなか楽しめた。バーベキューというと、日本だと串刺しの肉と野菜を食べるのが普通だけれども、こちらだと、ハンバーガーとホットドックという組み合わせがメジャー。なぜかホットドックのパンを買うのを忘れたらしく、ウインナーをハンバーガーのパンに挟んで食べることになった。でもタダなので許す。ハンバーガーのバン(肉の部分)は牛肉ではなく豚肉。これも初めて食べた。そんなに悪くない。

見た人のほとんどが初めて会った人。プラム、ペペロ、パトリックとなぜかPのつく人とずっと話していた。みんな理系の人らしい。でもあとからやってきた人(名前きくの、忘れた〜)は、英文学専攻の人で、英語圏の小説の話ももりあがる。

そのあとはBeethoven & Companyという楽譜屋に行く。バーバーの交響曲第2番を注文。20ドルというのは安いもんだ。以前NYで買ったんだけど、日本の友人に貸してしまっていた。今日同伴した台湾出身の友人は初めてこのお店を訪れ、いろいろ楽しんでいたようだ。ポスターやTシャツなど、魅力的なおみやげもたくさん。CDはだめだけど、楽譜は学割10%だそうだ。田舎のお店は品揃えが悪いけど、お店の人が親切で、カウンターのところに椅子があったり、ゆっくりできた。シャーマーのカタログも見せてもらい、モートン・グールドという人の「Fall River Regend」という楽譜が5ドル以下のようなので、ついでに注文。

そして韓国人経営の食財屋へ。キムチ味の冷凍鍋焼うどんがなくて、残念。でも自家製キムチを持ちよった瓶にいれてもらい、うどんに乗せて食べれば? とアドバイスされる。帰って食べて見ると、白菜だけでなく、大根も入っているようで、なかなか良い。前の経営者のキムチは塩っ辛くて食べられなかったんだけど、今度はアッサリで辛いという、独特なうまさで、ついつい食べてしまうようなものになっている。単に辛いというだけじゃあ、だめだよね。その他にも、さすが韓国。缶コーヒー(どうみても、日本のマネにしか見えないぞ)や、ウーロン茶(ポッカ)も売っているので買ってきた。またおいしい韓国の豆腐も。やっぱりアメリカのスーパーのは、味がないんだよね。

ついでにフランスのベーカリーにも寄ってくる。ここは何といってもケーキが有名なのだが、パンもなかなかイケる。ここも初めてという友人は、さっそくケーキとチョコレートを購入。健康に良くないとかいいながら、しっかり買うあたり、なかなかしたたか。彼女はいつも、いろんなレシピを知っていて、料理の本もたくさん持っているんだけど、でもこの間は冷凍食品たくさん買ってたし、アパートのテーブルには腐った果物が放置してあったり。本当に料理してんだろうか???


2000.6.26.

友人と一緒に公立図書館へ。その友人は買い物バスケットに本を10冊ほど投げ込む。3週間で、そんなに読むの〜。僕は4冊くらい。でも、全部読めるか分からない(とほほ)。うちにも読む本、あるしな〜。最近午後、土砂降りになることが多い。しかも、雷もすごい。昨日は教会の礼拝の後、ルター派教会が集まって昼食会をしたのだが、空模様が危なくなったところで車に載ったら、ものすごい雨になって、前がほとんど見えなくなるほど、雨がフロントガラスに当たってきた。運転するのが、すごく怖かった。母親が以前こっちに遊びに来た時も、こんなことがあったんだよな〜。

インターネットで知り合った日本の方から、アンデスのフォルクローレのCDが届く。熱心なアマチュアの方々のようで、なかなか本格的。アメリカで聴くのと違うなと思ったのは、リズムの感じ方。アメリカで聴くフォルクローレは、もう少しリズムが前につんのめり、アグレッシブに聞こえる。この日本の団体は、もうちょっとおっとりした感じ。



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