メモ帳29

雑記


2000.5.7.

朝、教会の礼拝のあとは、いつものようにBordersへ。NY Timesを購入。あと、American Record Guideも出ていたので、そちらも購入。CDでは、新津の6月末の番組に合わせて、愛国歌路線を数枚。やはり独立記念日関連にしたいんだよね。ヨーロッパ系アメリカ人については、結構批判的な歴史観も持っているんだけど。


2000.5.8.

夏学期最初の日。有意義のあるものにしたい。周りが静かなので、集中できるとは思う。授業料を払うこと、忘れないようにしなきゃ。


2000.5.9.

最近視力が落ちてきたような気がしたので、Walmartで検査してもらった。先生は、毎週教会でも会っているダンス先生。顔見知りなので、とても親切に見てもらえたような気がする。結局乱視だそうで、眼鏡を買うことに。ダンス先生によると、アジア人は一般に近眼が多いそうで、私のような例は珍しいのだという。ヨーロッパ系は、遠視から乱視になる人が多いそうで、私はそれに似ているのかもしれない。小さいころは、視力が2.0なんてこともあったから。それにしても、検査、フレーム、レンズで2万円近くの消費はつらい。

そのあとは、日本へ荷物を送るために郵便局へ。レコードやビデオテープなのだが、レコードを今どき買うというのも、もしかしたら奇異に思われるかもしれない。でも私が勉強しているアメリカのクラシックは、商売にならないものも多いので、CDにもならない。今アパートには段ボール10箱以上の本と、100枚近いLPがあるので、これらも送らなければならない。ふぅ〜。船便にしても、レコード10枚で20数ドルというのは、安いのか、高いのか。

今日は消費の日かもしれない。畳サンダルがボロボロになってしまったので、ついにアメリカ製のゴム・サンダルを買うことに。健康サンダルのように、「毛先が球」のようなものが底になっているものもあったのだが、鼻緒がついていなかったので、買わなかった(やっぱり車の運転もしたいしね)。サイズ7だと、その鼻緒がちょっと窮屈のようにも感じられたのだが、皮なので、柔らかくなるから、と店員も言っていた。8のもあるけど、全体が大きすぎる。

そもそも、このサンダルを買ったのは、たまたまタラハッシー・モール(ショッピング・センター)に行ったため。これは、ケーブル・テレビの料金を払うために行ったのだった(クレジット・カードが使える)。きちんと列について待ってたのだが、いきなり後からやってきた人が、窓口の一つのところへ直接行ってしまう(列は窓口ごとに作るのではなく、遠く離れたところに一つ作ることになっている)。かなりムカついたのだが、さすが窓口の人も分かっていて、早くから列についていた、私の方を優先してくれた。「列につかなければいけないんですよ」と、その客人に一言注意も。常識というのは、どこにでもあるもんです。


2000.5.10.

今日はどうも集中力に欠けた日。体力ががっくり落ちたような気がする。いかん、水泳にでも行った方がいいな。


2000.5.26.

CNN/Timeのウェブサイトでは、最近の政治の問題について述べている。日本がこれだけ民主主義の一部として表現 の自由を享受し、多様な発想からうまく折衷して、素晴しい文化 を作っているのに、どうしていざ、民主主義の根幹である、自分 たちの政治のリーダーを決めようとするときは、北朝鮮ほどしか 自由がないのか、という疑問であった。 その記事の筆者の分析によると、(1)若者を中心とした政治への無関 心/しらけ(今の若者にとってはLDP--自民党--よりもDVDの方 が大事なのだ云々)、(2)政治家のうそつきが日常化したことによ り、それが当然のごとく社会で受け入れられるようになってしま った。これは(1)へとつながっていく、(3)政治腐敗は、党 派内の抗争に使われるだけで、実質的な改革につながらない、で これも(1)へとつながっていく。 自民党による数十年間に続く虚偽や虚報により、こういった無関 心が作られる。それが原因だと述べているということのようだ。


2000.5.29.

映画関連の話。まずは、韓国映画「シュリ」。日本では かなり流行っているみたいだけど、アメリカ上陸はまだ。でも たまたま先週末に行った韓国の雑貨屋で(もともとは、日本の 食財買いにいっただけんだけど)、「シュリ」のことを話して いたら、お店の人がよく知っていて、3つあったお店のビデオ の一つを、「これプレゼントね」、と無料でくれた。

さっそくうちに帰って見ることに。もちろん字幕なし。でも、 これはアクションが多いので助かったかな。

私は去年「白夜」という韓国テレビ・ドラマで、すでに軍事・ スパイものを見ているので、この映画のアクションそのもの には免疫ができているつもりだったが、まあそれにしても、過激で 残酷な映像も多いこと。映画だから、テレビよりも、ずっと遠 慮なくできるって感じ。

南北分断によって起こる悲劇という点では、僕が見たテレビ ドラマにもそういうテーマは根底にあったので、やはり驚き には値しなかったけど、面白い展開だと思う。

でも、こういうのが日本ではやるっていうのは、どういうこ となんだろうって思う。まあでも少なくとも、マンガみた いな「西部警察」よりは、アクションが本物だし、単にドン パチに終わらないところも、いいところだろう(渡哲也とか 石原軍団、僕嫌いだし (^_^;; )。あるいは、結局、せめて日本映画にもこれくらいのものはないのか、ということなのかもしれない。

最終的な評価としては、大騒ぎするほどの映画かなあという 気はするけれど、これまで韓国の軍事ものに触れたことのな かったひと、南北韓国問題についてあまり関心のなかった人 にとっては衝撃なのかもしれない、と思った。

で、その話をすっかりファンになってしまったという妹と話してたら、実家で見つけた「ホワイト アウト」の本の話になって、8月公開の映画の話も聞くこと になってしまった。

でも、主役が織田裕二とは、う〜ん。でも東宝のオフィシャ ル・サイトを見ると、そもそも原作を書いた真保さんも台本 書きに加わり、彼自信も、織田の演技にご満足とのこと。

それよりも驚いたのが、ダム撮影が黒部ダムだったってこと。 実は3年前、父親と立山登山した帰り、見学してきたことが あったから。一応あれ富山県にあるんだよなあ。長見署とか雪 山とか、発電所の施設とか、実際の小説の設定にしたがって、ロケはほとんど新潟県内なんだけど、結局ダムの部分だけ黒部ダムにし て、ちゃんぽにするということのようだ。

それにしても、あのダム、本当に大きいからなあ。単行本の 表紙以上じゃないかな。

でも、映画の方も、興味本位で見たいとは思うなあ(私は愛県心も強いし??)。原作の方には、改めて感動してしまった。



メモ帳目録に戻る
メインのページに戻る