メモ帳23

雑記

(99.5.19.)

1999.5.19.

今日は、鳴り物入りでスタートした『スターウォーズ:エピソードI』を見てきました。しかし前売り券を買うのも大変でして。私の友人の友人が正午から列について、3時半から私と友人が合流。結局買えたのは、4時20分くらいでした。AMCシアターの前には200メートル位の列があっただろうか(建物の外にまで列が続くとは!)。しかも公開初日の今日見るのも大変。4時半からの番は比較的すいているのだが、それでも3時半に私が到着すると、19番シアターの近くに「4時半の人」という列がやはり50メートルくらい出来ている。う〜ん、みんな何なんだ?

で、問題の映画ですが、娯楽物としては、なかなか良かったと思います。でも私の第一印象は「お金がかかった映画だなぁ〜」でした。第1弾の映画が上映されたときのインパクトはそれはすごかったと思うのですが、やっぱり特撮技術が進歩したんだなぁ〜と思いました。これから見ると、前三作って「人間的」に思えちゃいます。筋そのものは単純なので、ウケやすいかもしれません。

しかし映画館はすごい熱気。冒頭のテーマがでると、ヒューヒューと声が飛ぶ。う〜ん、こういう異常な盛り上がりは初めてだなぁ〜。


1999.5.11.

NATO軍の中国大使館誤爆について、CNN、MSNBC両者とも、大々的に特集を組んでいるが、どうしても分からないのが、アメリカ人の怒り。誤爆した方が悪いに決まっているし、クリントン大統領も謝罪している。しかし最近の中国のスパイ問題や人権問題など(それは今回の事件とは全く関係ないはずなのに)のためか、「中国人は信用できない」とか「中国人は決して友人にはならない」などのややヒステリックな発言が続いた。

アメリカ人はどうしてそんなに敵対心を持ってしまうのか? CNNのTalkback Liveという番組では「中国はアメリカの敵ナンバーワンか?」というタイトルで番組をすすめていたが、友人/敵という二元論がやや幼いという感じがする。

しかし、今夜のJay Lenoのジョークは面白かった。「NATOなんてダメだ。FedExか UPSに任せろ。ちゃんと爆弾が目的の場所に届くぞ」ってね(日本流に言えばクロネコかペリカンにでも任せろって感じかな)。全くその通り。「古い地図」という言い訳もすさまじい。ぜひ、その軍事には役立たずの地図を見せてもらいたいものだ。どうせ使い物にならないんだから、公開してもいいはずだよね。


1999.5.3.

日本の小渕首相が来米。例のガイドライン法案がまとまったことについては、随分CNNのウェブページで高く評価されているので驚き。なんと「小渕首相の勝利」という言葉まで使ってある。即座に思いついた疑問は、それは誰に対する勝利なのか、ということだった。「反戦平和主義な世論を考えればこの問題は悪夢になったかもしれないのに」と書いてあるが、納得いく議論もなく、結局は「アメリカさん」に同調するのが道なのか? 私の印象では、日本国内では随分反対の声が上がっていたと聞くが、CNNの報道では、そういうことはまったく伝わってこない。世論に反してまでも法案を通すことが民主主義なのか? 「世界のニュース・リーダー」などとCNNは豪語しているけれど、やっぱりアメリカのオピニオン・リーダーでしかないのかな、と思ってしまった。


1999.4.12.

アメリカという国は、やたらと自己満足的なところがあって、自分の国にたいする満足度がやたらと高そうな気がします。経済的に、確かに強い国ではありますが、その中にある深刻な社会問題、特に貧富の差の大きさをいつも忘れているように思います。そうです、アメリカって金持ちにはとても住みやすい国なんだと思います。

政治に対する関心も、高いですね。大ぶろしきなことばかりやっている国という気もしますが、それがうれしくてたまらないのかもしれない、と思うことがあります。

日本はそれに対して、随分政治について厳しいということを感じます。それはとても良いことだと思います。政治家というのは、権威でも何でもなく、政治の専門家であり、しかも我々が税金を払って仕事をしてもらっているのです。だから、しっかりと監視して批判するのは、「民主主義」の原則を守るというだけでも、とても大切だと思います。

ただ、批判的なのはいいのですが、やや「あきらめ」や「しらけ」が過ぎる気もします。まともな政治家がいない、という不平はいつも聞きますが、それでも少しずつ改善をすることを考えるべきですよね。私は選挙には参加できませんが、ぜひ自分の意見をそういう場で述べて欲しいと思います。棄権しては何にも起りません。



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