メモ帳21

私の年末'98

(98.12.30.)
いよいよ虎年も終わりですね。今日はCNNヘッドラインニュースで日本が兎年を迎える儀式をしている、というニュースが30秒ほど流れました。戦後最悪の景気後退ということで、皆様本当にご苦労なさっているのだと、遠くながらも思うしだいであります。

アメリカの経済がいま絶好調だ、というのはすでによく知られているのですが、クリスマス商戦は、それでも思ったよりも伸びなかったようです。日本では年末に向けてが圧倒的に盛り上がるのですが、こちらはなんといってもクリスマスでした。年賀状はありませんが、クリスマスカードはあります。しかも年賀状とは違ってクリスマスカードはクリスマス後に届いてしまうと、急激に色褪せてしまいます。もちろん、お義理のクリスマスカードというのはあまり送らなくてもいいので、いちいち印刷しなきゃいけないほどは書かないとは思いますけれどね。日本の年賀状の起源って何なんでしょうか? 何百枚という葉書、郵便局はいい商売になりますよね(もちろん配達は大変ですが)。

でも、面白いと思ったのは、クリスマス・イブには30分程の礼拝が教会で行われるのに、25日はお休みなんですね。キリスト教に詳しくない私は、あれ、誕生日は祝わないの、と素朴な疑問を抱いてしまいました。勉強不足か!

ところで、そのクリスマスが過ぎると、アメリカのお店はアフター・クリスマスセールを始めます。クリスマスまでが、もちろん稼ぎ時なのですが、その後もさらにセールという訳ですね。

大晦日は日本に比べると盛り上がりに書けますが、カウントダウンは有名です。ニューヨークのカウントダウンがテレビで中継されます。子供はそれでも、普通通り寝てしまうということが多いです。しかし大きくなるとやはり新年を迎える瞬間に魅力を感じるのか、あえて夜更かしすることもあるようです。

私の不勉強といえばもう一つ。アメリカでは年が明けると、みんなで「蛍の光」を大合唱します。日本だと紅白歌合戦の最後にみんなで歌い、そのあと「ゴーン」という音とともに「行く年来る年」になるのに、なかなか変な感じです。もちろんオリジナルのスコットランド民謡の歌詞は違うんでしょうけれど、あれを年頭に歌うのはなぜなのか、不思議です。

アメリカは三箇日というのものがないようでして、2日からは、皆さんお仕事、ということもあるようです。年末もばっちり働いていらっしゃるようです。私のような学生は怒られそうなくらい、楽な休暇を過ごしております。日本人の中には帰国する人も多いようで、日本の素敵な正月を迎えられるのはなんといってもうらやましい限りです。

さて、年賀状の話題に戻りますが、毎年私は年賀メールというものを数人の友人に送っていたのですが、来年は止めることにしました。どうしてかといいますと、正月という誰もコンピュータをさわらないような時期にメールが大量に送られると、コンピュータがパンクする、ということをどこかで聞いたからです。なるほど、それもそうですね。もしかして日本ではそういうことが毎年起こっているのでしょうか。紙の年賀状ならポストがいっぱいになるだけですが、コンピュータが正月ストップすると誰もなおす人がいないし、大変ですよねぇ〜。いやあ、これは気をつけねば。

来年は引き続き論文執筆を続けなければなりません。あ〜あ、いったいいつになったら学位が取れるのやら。でもやり続けなければ終わりませんね。みなさんもよいお年をお迎えくださいませ。


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