2005年1月30日アップロード
続いてはハリウッド西部劇映画の代表作の一つ、エルマー・バーンスタイン作曲によります《荒野の七人》の音楽です。通常開拓史の敵役とされるのは先住民、いわゆるインディアンなのですが、この映画ではスペイン系であるため、ちょっとラテン音楽の香りが入っているところがミソです。今回は映画音楽の断片を組み合わせたアレンジをエリック・カンゼル指揮シンシナティ・ポップス管弦楽団の演奏でお聴きいただきます。
[ここで音源] 荒野の七人/エルマー・バーンスタイン指揮/エリック・カンゼル指揮シンシナティ・ポップス管弦楽団/使用CD=米Telarc CD-80141(アルバム『Round-Up』)/演奏時間=5分29秒
続いてはみなさんご存じのフォスターの歌曲をお送りしましょう。まずはフォスターといえば日本では絶大の人気があるロジェー・ワーグナー合唱団の演奏で、これまたおなじみ《ケンタッキーのわが家》、2曲目はカーメン・ドラゴンによりますカントリー・ダンス風のオーケストラ編曲版によります《おおスザンナ》。こちらの方はカンゼル指揮シンシナティ・ポップス管弦楽団です。ではフォスターの歌曲を2曲続けてどうぞ。
[ここで音源] ケンタッキーのわが家/スティーヴン・フォスター作曲/ロジェー・ワーグナー指揮ロジェー・ワーグナー合唱団/使用CD=日・東芝EMI (Eastworld) TOCE-6410/演奏時間=2分43秒
[ここで音源] おおスザンナ/スティーヴン・フォスター作曲(カーメン・ドラゴン編曲)/エリック・カンゼル指揮シンシナティ・ポップス管弦楽団/使用CD=米Telarc CD-80263(アルバム『Down on the Farm』)/演奏時間=3分00秒
ここでちょっと気分転換として静かなピアノ小品をお送りします。アーロン・コープランド作曲の《真夏のノクターン》という曲です。もともと1947年、子供たちのために書かれた組曲として考えられたものの一楽章だったようです。弾くためのテクニックは大変ではないかもしれませんが、それでもコープランド独特のアメリカ的な叙情性がさり気なくしみでてくるような素敵な作品です。ではレオ・スミットの演奏で《真夏のノクターン》。
[ここで音源] 真夏のノクターン/アーロン・コープランド作曲/レオ・スミット(ピアノ)/使用CD=米Sony Classical SM2K 66 345(アルバム『The Young Pioneers: The Complete Music for Solo Piano』)/演奏時間=2分01秒
続いては子供たちの合唱とオーケストラによる賑やかな《ゆかいな牧場》です。英語のオリジナルを尊重すると《マクドナルド爺さんの農場》と呼べるかもしれませんが、いろいろな動物の鳴き声が登場するようで、この演奏ではニワトリ、羊、アヒル、馬、そして七面鳥、豚でしょうか。ここで編曲を担当しているのはウォルト・ディズニー社のアレンジャー、ブルース・ヒアリーで、よくもまあここまでやりました、という努力賞もののアレンジです。ではエリック・カンゼル指揮、創造舞台芸術学校児童合唱団、エリック・カンゼル指揮シンシナティ・ポップス管弦楽団の演奏でどうぞ。
[ここで音源] おおスザンナ/民謡(ブルース・ヒアリー編曲)/エリック・カンゼル指揮シンシナティ・ポップス管弦楽団/使用CD=米Telarc CD-80263(アルバム『Down on the Farm』)/演奏時間=5分05秒
今日最後は、やはり西部劇映画のテーマソングで締めくくります。ジェローム・モロス作曲の代表作、《大いなる西部》です。エリック・カンゼル指揮シンシナティ・ポップス管弦楽団の演奏です。
[ここで音源] 大いなる西部/ジェローム・モロス作曲/エリック・カンゼル指揮シンシナティ・ポップス管弦楽団/使用CD=米Telarc CD-80141(アルバム『Round-Up』)/演奏時間=3分01秒