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[宣伝] ディズニー映画音楽徹底分析


当サイトの管理者、谷口昭弘が書いた単行本です。

この本の特徴について、箇条書きにしてみたいと思います。

・ディズニーの短編映画を一つ一つ観てメモを取り、その特徴を包括的に述べました。特に『ミッキーマウス』と『シリー・シンフォニー』というシリーズを中心に扱っています。近年DVDが国内盤でも入手できるようになり、実際に確認することも容易になりました。

・『ミッキーマウス』、『シリー・シンフォニー』の各作品に引用された曲を、愛国歌、愛唱歌、子どもの歌、クラシック、ポピュラーなどに分類したリス トを作りました。『シリー』の場合は、オリジナル曲も書き出しました。

・短編映画を、コンサート/ミュージカル・ノヴェルティ、アンダースコア、オペレッタといった言葉で捉え、形式的な発展を追うように記述しました。

・『シリー・シンフォニー』のシリーズでは、「三匹のこぶた」、「音楽の国」、「水車小屋のシンフォニー」を中心に述べました。この『シリー・シンフォニー』を集めたDVDの続編が昨年末アメリカで発売されましたので、将来的には、情報が追加される可能性があるでしょう。

・長編アニメでは第1作の『白雪姫』から2004年の『ホーム・オン・ザ・レンジ』までの全てを観て、各作品の音楽的特徴を述べています。「ラテン・アメリカの旅」や「イカボードとトード氏」をはじめ、「きつねと猟犬」、「コルドロン」、「ビアンカの大冒険:ゴールデン・イーグルを救え」など、マイナーな作品も、もれなく扱っています。ただし2次元アニメーション作品が主で、実写の入ったものは「南部の歌」と「メリー・ポピンズ」のみです (この2作品については、コラム記事扱いになっています) 。

・それぞれの映画作品の主題歌 (いわゆるディズニー・ソング) とスコア (背景音楽) について書きました。入手できた資料と執筆時間の関係により、挿入歌を一つ一つ解説した部分と、まとめて述べた部分とがあります。

・「大人の事情」により、キャラクターのイラストはありませんが、2次元バーコードや図表、若干の譜例が入っています。参考文献、資料は脚注に記してあります。ディズニー映画音楽を研究される方も、参考になさってください。

・スコアの分析はDVDの時間表示を使いました。

・日本語版DVDのない作品はアメリカ版DVDを使いました。「メイク・マイン・ミュージック」の1曲目はアメリカ版DVDにも収録さ れていないので、かつて日本で発売されていたビデオを入手しました。『南部の歌』については軽く触れているだけですが、一応レーザー・ディスクとサントラLPを入手しました。『三人の騎士』のサントラはアルゼンチン盤を取り寄せました。

・ディズニーの影響を強く受けたと思われる、ディズニー外のアメリカ・アニメ、ドン・ブルース監督の「アメリカ物語」と「リトル・フット」の挿入・主題歌についてもコラムで簡単に触れました。

(2007年4月22日 追記)
『音楽の友』2007年5月号に、小沼純一さんによる書評が掲載されました。「News & Information」の18ページです。このコーナーは雑誌本文とは別のページ番号がついておりますので、冊子の後ろから18ページ目を探してくださいませ。

(2007年9月13日 追記)
表紙が新しくなりました。どうぞよろしくお願いいたします。


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