バーバーのアダージョ

RCA Victor 09026-68758-2(国内盤あり)

おなじみバーバーのアダージョをいろんな編成で演奏したものを集めたCD。原曲である弦楽四重奏の第2楽章は、東京カルテットによる熱演(やや感傷的か)。大オーケストラの演奏はシャルル・ミンシュ(アメリカではチャールズ・ マンチと発音される)とボストン響による秀演。そのほか、バーバー自身の編曲によるオルガンと合唱(<アニュス・ デイ>の歌詞が付けられている)版や、クラリネット合奏(リチャード・ストルツマンほか)、ブラスアンサンブル(カナディアン・ブラス)なども楽しめる。余興として(?)ジェームズ・ ゴールウェイとシンセサイザーによる演奏も入っている。バーバーのこの作品がいかに多くの人に愛されているかがよく分かるCDだと思う。ただ重い曲なので、収録されたすべてのバージョンを一度に聴くのは大変かもしれない。ライナーは演奏者のみが書かれたシンプルなものである(国内盤は見ていないので分からない)。(1998.7.28.。1998.8.24.改訂)



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