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2007年3月31日

[CD] ナンカロウ第2弾/[FM] MTT Files

自動演奏ピアノのための習作 第2巻(第13-32番) ベーゼンドルファー・プレイヤー・ピアノ (HMV) 

第1弾は『レコ芸』で紹介させていただきましたが、これも楽しみですね。私の所には、数日中に届く予定です。

KEEPING SCORE ラジオ版の放送が始まります (「【徹底研究】ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団」)

アメリカ公共放送APRが始めるシリーズもの番組のようです。面白そう。そのうちネットでも聴けるといいのですが。

投稿者 cs3daime : 22:04 | コメント (0)

2007年3月30日

聴いたもの記録

・Jacqueline Du Pre, Her Early BBC Recordings, Vol. 1 (EMI)

とりあえず、バッハの無伴奏第1、第2にうならされる。確かにこの作品は、少なくとも形式上は舞踊組曲であり、そういった「舞踊」の世界から、デュ・プレの解釈は遠いと言われるのかもれない。しかし、そこには内省的にぐいぐいと訴えかけてくる力があり、音がピュアに洗練されていないからこそ、強い語り口になっているように思われた。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番&第2番 ジャン=フィリップ・コラール (P) 、ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ市立管弦楽団 (EMI国内盤)

こんな素晴らしい演奏があったなんて。「本場的」 (一種のエキジチシズム?) だの (例えば粘りといった) 「ロシア性」だのよりも、普遍的アピールのあるヴィルトゥーゾ作品として2曲を演奏。明快でエキサイティング。

武満徹:カシオペア 山下勉、小澤征爾/日本フィルハーモニー交響楽団 (EMI国内盤)

私が持っているのは、リンクしてあるCDと違って、かなり前に購入したもの。でも内容は同じだと思う。楽曲解説は詳しいけれど、武満作品を述べるのに12音やセリエリズムから始めなければならなかったのは、CDが作られた頃の時代背景だろうか。

・武満徹 アステリズム (《ノヴェンバー・ステップス》のアルバムに収録) 高橋悠治 (p)、 小澤/トロント SO (RCA国内盤)

・Orchestre Royal du Concertgebouw (Escape 2: Radio Suisse Romande)
カナダのピアニスト、ルイ・ロルティがラヴェルをやるというのでエアチェック。内容は以下↓
Louis Lortie, piano
Direction: Ed Spanjaard
Une production de la Radio hollandaise:
Concert donne au Concertgebouw d'Amsterdam le 30 septembre 2005
Maurice Ravel: Valses nobles et sentimentales, pour orchestre
Maurice Ravel: Concerto pour piano et orchestre en sol majeur
Cesar Franck: Psyche, poeme symphonique (extrait)
Albert Roussel: Symphonie No 3 en sol mineur op. 42

ベルリオーズ:幻想交響曲 シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団 (1954年録音) (RCA国内盤)

パリ管のよりも、ずっとインパクトが強い。オーケストラのアンサンブルも良いし、ミュンシュのアイディアもしっかりと伝わってくるようだ。

・ロシア管弦楽曲集 レオポルド・ストコフスキー指揮管弦楽団 (RCA Victor LM-1816, LP)

ディズニーの『ファンタジア』の原画がジャケットになっている。録音は古いが、カラフルなオーケストレーション、主張の強さを感ずる。ある意味録音に関係なくってところに、すごみがあるのかも。

投稿者 cs3daime : 06:42 | コメント (0)

2007年3月23日

吹奏楽三昧

春分の日、3月21日のNHK-FM放送で、「今日は一日『吹奏楽』三昧」というのをやっていました。私は酒井格の《たなばた》くらいから聴き始めました。《たなばた》っていう曲、後半の盛り上がり、かっこいいですね。モアトンの《メダリオン》が聴けなかったのは残念…。

「ああ、懐かしの吹奏楽」というコーナーも面白かったです。名曲なのに最近録音されていない作品を中心に構成し、これらを新たに演奏・録音したという企画でした。私がうれしかったのは、ジェイガーの第2組曲。朝比奈隆の東芝盤以来で、今回の演奏におけるアンサンブルの確かさが作品の再評価につながることになると、うれしいです。クレストンの《プレリュードとダンス》も、いや~なかなかスリリングで、聴いている方もドキドキしました。ダンスの方は、かなりテンポが速かったですしね。

この番組の直前のリクエスト・コーナーでは、アメリカ空軍の《フェスティヴァル・ヴァリエーションズ》も放送されていました。もちろんLPからです。

この曲を聴きながら、あらためて懐かしい思いを強めましたが、同時に、NHKのFM放送が日本の音楽文化に与える影響の大きさというものも再認識することになりました。スミスの《フェスティヴァル・ヴァリエーションズ》という曲、ご存知の通り、紹介されたのは、週末の朝にやっていた吹奏楽番組『ブラスのひびき』の中でした。使われた米国空軍軍楽隊の非売品レコード「Premieres」は、フロリダ州内の大学図書館にも1枚しかなく、それは私のいた大学ではありませんでした。

日本のNHKの、しかも吹奏楽専門の番組でこの音源を聴かせた意義、インパクトは、おそらくアメリカでは考えられないくらい大きなものだったのではないでしょうか。アメリカでは、この曲など、一部の人に知られていたかどうか、ではないかと察します。だいたい吹奏楽の音源が一般のレコード店に置いてあるということも、アメリカでは珍しいはずです。

それにしても『ブラスのひびき』がなくなったのは残念。NHKの番組の中でも、ひときわ珍しいレコードがかかる時間であり、この番組を聴いて自由曲を考えた方も多かったのではないかと思います。全国大会の実況放送に胸躍らせたという方もおられるのではないでしょうか。

ところで、新聞広告に、吹奏楽の録音を何枚かセットにして「ファミリー・ミュージック」のようにして売るというのを最近見かけるようになりました。クラシック名曲集、演歌・歌謡曲大全集が昔ながらの主流商品なのでしょうが、そこに吹奏楽のセットが出るというのは、やはり時代なのでしょうねえ。懐かしんで聴く、ということなのかなあ。

「今日は一日『吹奏楽』三昧」では、第4部に「栄光のギャルド、幻の名演奏!」と題したコーナーもありました。NHKアーカイブズで発見された、1961年11月11日(土) 東京文化会館での実況収録ということで、ちらっと聴きましたが、レスピーギの交響詩《ローマの松》が大変な名演奏でした。

一応ハードディスクには録音してあるので、残りの部分も、少しずつ聴いていきたいと思います。

投稿者 cs3daime : 16:53 | コメント (0)

2007年3月12日

サントラの面白いガイドブック

Burlingame, Jon. Sound and Vision: 60 Years of Motion Picture Soundtraks. New York: Billboard Books, 2000.

ミクシーで、マイミクさんからご紹介いただいた本。映画音楽を勉強する学生さんよりも、サントラCDを集める人向けの、コンパクトなガイドブックのようだ。とりあえず、30ページあまりにまとめられた、サントラの歴史というのが、とても面白い。映画音楽史とサントラ・ビジネスの様相を垣間みるようだ。

その他、ハリウッド映画を中心とした映画音楽作曲家がアルファベット順に紹介され、代表的なサントラについても述べてある。ここに挙がっているサントラを中心にコレクションをしてみるというのも手だと思う。

日本にもサントラ事典のようなものがあるけれど、これは音楽について、より充実した解説になっているように思う。

投稿者 cs3daime : 00:39

2007年3月11日

フェルドマンのLPも聴いてみる

New Directions in Music 2/Morton Feldman, Columbia MS 6090 (LP)
Morton Feldman: The Early Years, Odyssey 32 16 0302 (LP)

私の持っているのは1枚目の方。1959年で、フェルドマンがレコードを通して紹介された最初のもの、なのだろうか。Frank O'Haraが解説を書いていて、後にGive My Regards to Eighth Streetに転載されている。もちろん二者の収録作品は同一なんだけど、曲順が違う。それによって、フェルドマンに対する印象が大きく変わるのではないか、と思われる、というか、それが私の印象。ちなみに私が初めて聴いたのは2枚目の方。ボストン大学の図書館にて。私とフェルドマンの出会いの音源だったかもしれないなあ。

(A)
Pieces for Four Pianos
Intersection 3 for Piano
Extensions 4 for Three Pianos
Two Pieces for Two Pianos
Projection 4 for Violin and Piano

(B)
Structures for String Quartet
Extensions 1 for Violin and Piano
Three Pieces for String Quartet

これがOdyssey盤。Columbiaのはこう。

(A)
Extensions 1
Structures
Projection 4
Extension 4

(B)
Intersection 3
Two Pieces for Two Pianos
Three Pieces for String Quartet
Pieces for Four Pianos

Odysseyの1曲目の印象というのはかなり強烈で、あのMichael Tilson Thomasも衝撃を受けたと言っていた。その次にDavid Tudor演奏によるIntersection 3が来て、今度はまた強烈なダイナミクスの交錯を聴かせる。これでもう、ノックアウト状態かもしれないなあ。Structuresの謎めいた響きも印象に残っている。

それに比べるとColumbiaの方は、もっと真面目なウェーベルン風の作曲家、という風に聴こえるし、事実Odysseyのライナーに引用されたColumbia盤の評論には「ウェーベルン的」という言葉が書いてある。

もちろんフェルドマンがウェーベルンに影響され、それがケージとの出会いにもつながったことは歴史的にも有名だけれど、Odysseyの4台ピアノの作品では、そういった作風とは違ったものを感ずるのである。

こういった曲順の違いによる作品の印象の違いというのも興味深い。また、音もColumbiaの方が硬質に感じられる。もしかしたらRIAAカーブじゃないからかもしれないけれど。

それにしても面白いのは、Odysseyのライナーの方が、各曲ごとに演奏者が書かれていて、演奏時間も書いてあるということ。でもライナーの面白さとしては、Columbiaかもしれないなあ。ジャケットのインパクトは、フェルドマンの写真の載ったOdysseyの勝ち。

投稿者 cs3daime : 09:05

2007年3月10日

フェルドマンを聴く (2)

Morton Feldman, Piano. Marianne Schroeder, piano. Hat Art CD 6035.

アメリカでフェルドマンはあまり売ってなかったので、おそらく東京で買ったと思う。アルバム・タイトルの《ピアノ》は、左右同時/左右交互、単音/和音、強/弱といった、様々なコントラストが面白い。また、時間の流れにたゆたうように、細かく記譜された楽曲で、時に3段になることがある。今度高橋アキのも聴いてみないと。それにしても、Schroederのfffはすごいなあ。

そういえば、フェルドマンがぐっと知られるようになったのも、このHatのシリーズからじゃなかっただろうか。(P) + (C) 1990 とある。

投稿者 cs3daime : 23:23

2007年3月 9日

システムやテクニックの必要性とは (フェルドマン)

Morton Feldman, "The Avant Garde: Progress or Stalemate?" The New York Times 5 March 1967, Arts & Leisure section, page 135.

いわゆる「前衛」に翳りが見え始めていた頃に書かれたのだろうか。フェルドマンに言わせれば、「進歩」や「行き詰まり」という発想自体が「システム」や「歴史」に囚われているという。彼はブーレーズの「私はどういう風に響くのかに関心はない。どのようにして作られるのかに関心がある。」という発言を引用する。一方、そもそも作曲技法は「自分らしくあるために必要なもの」とフェルドマンは考えているようだ。

また、作曲家全体が「音楽史」つまり「成功例」にばかり気を取られていると指摘。「実際には銀行にいるのに、本人は礼拝堂にいるかのように思っている」と言う。

『ニューグローブ』のエントリーには、フェルドマンがシステムや作曲のレトリックを嫌い、過去の表現形式に敵対心を持っている、と書いてあるけれど、こういうフェルドマンの文章を読んでみると、彼が考えていたのは「反◯◯」ではなく「超◯◯」のニュアンスではないかと思ったりもするのだが、どうだろう。

投稿者 cs3daime : 12:58 | コメント (0)

2007年3月 8日

モートン・フェルドマンを聴く

Morton Feldman, The Rothko Chapel: For Stephan Wolpe: Christian Wolff in Cambridge. SWR Vokalensemble Stuttgart; Rupert Huber, conductor (Hanssler CD 93.023)

合唱を編成の核としたフェルドマン作品を3つ集めたCD。《ロスコの礼拝堂》は、硬質な初期作品から一皮むけたような美しい作品で、作曲の直前に亡くなった画家ロスコを追悼する形になったもの。《ステファン・ウォルペのために》は後期作品の中では短い部類 (35分弱) に入るが、合唱とヴィブラフォンが呼応するように進められる作品。意外にもヴィブラフォンに不協和性の強い音が聴ける。《ケンブリッジのクリスチャン・ウォルフ》は、「初録音」とあるが、確かOdysseyのLPに録音があったと思う。3分ちょっとに、合唱の声が不思議な空間を作り出す。

この3曲の中では、《ロスコの礼拝堂》に魅了された。合唱が、独唱が本当に美しいし、終結部のヴィオラには、強いリリシズムを感ずる。淡々と鳴るのではなく、朗々と弾くというのは、フェルドマンにしては珍しいのだろうか?

入手はそれほど容易ではないようだが、機会があれば、ぜひ聴いてほしいCD。

投稿者 cs3daime : 10:20

2007年3月 7日

CRI→New World

CRIレーベルがなくなってしまって、その音源の一部はNew Worldが焼き直しを行なっていますが、プレス盤になってないCRI音源もCD-Rとして注文できるようになったようです。オリジナルのジャケットとライナーが付くということですから、FolkwaysのCD-Rよりは良さそうです。

ただ、LPからCDになってない音源もあります。それについては、何も書いてないので、しばらくの間は出ないということなんでしょうか?

CRI Update (New World Records)

投稿者 cs3daime : 14:46

2007年3月 3日

2月に仕入れた音源など (記録)

・Morton Feldman, Early and Unknown Piano Works (OgreOgres).
・Philip Glass, Einstein on the Beach (Sony).
・Terry Riley, Cadenza on the Night Plain (Hannubal-Ryko).
・Steve Reich, Drumming, ICTUS (Cypres Records).
・Philip Glass, Solo Piano (CBS)
・Glass, Songs from Liquid Days. (Sony国内盤)
・Mauricio Kagel/Alfred Schnittke, Piano Trios (Aeon-HMF)
・Frederic Rzewski: Four Pieces/John Adams: Phrygian Gates (Stradivarius)
・George Gershwin, Rapsody in Blue etc, Prague Piano Duo (Praga Da Camera-HMF)
・Terry Riley, In C (Ars Nova)
・George Gershwin: Concerto in F; Ravel: Concert in G Major, Pascal Roge (Oehms)
・Jon Appleton, Contes de la memoire (Diffusion i MeDIA)
・t-u-b-e gebeugt 2005 (Wergo [DVD])
・Michael Torke, Yellow Pages (Argo国内盤)
・James Macmillan, Seven Last Words from the Cross (Catalyst国内盤)
・Praise the Lord, Choir of St. Thomas (Argo国内盤)
・An American Idyll: American Songs from 1800-1860 (Fleur de Son Classics)
・Daniel Lentz, On the Leopard Altar (Coldblue).
・Louis Gruenberg, Daniel Jazz (Amrex [LP])
・Alfred Schnittke, Concerto Grosso No. 1: Cello Concerto (Melodiya)
・Silent Pieces: Live bei Dacapo II (Dacapo)
・John Cage, Fontana Mix - Feed (1965/68), Max Neuhaus (Alga Marghen)
・Cage/Hiller, HPSCHD (EMF)
・John Cage: A Tribute, Joshua Pierce, piano. (ANTS, 2CDs)
・Samuel Barber, Orchestral Works, Slatkin/St. Louis SO (To-EMI)
・Leonard Bernstein, Orchestral Works, Slatkin/St. Louis OS (To-EMI)
・Composers on Broadway:
 ーRodgers & Hart, Rogers & Hammerstein, Cole Porter. (Decca 1CDx3)
・Aaron Copland, Sym. 3 etc, Dallas SO; Eduardo Mata (EMI)
・Luc Ferrari Et tournent les sons (Cesare)
・Ferrari Collection, Ensemble Ars Nova (Nocturne)
・Ives/Griffes/MacDowell, Lieder, Thomas Hampson (Teldec)
・Voice of the Computer: New Musical Horizens (US Decca, LP)

投稿者 cs3daime : 11:33 | コメント (0)