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2006年7月30日

[つなぎ] やはりネタなし。

先週は、6、7月と、やや遅くなっていたディズニー関係を進めておりました。明日からはレビュー原稿を仕上げていく予定です。

で、いつもの通り、読んだ/買った/届いた/観たもの。

・Anthony Tommasini, "Composers Mining the Music of Their Youth," The New York Times 18 April 1999, section AR, page 29. [ハートキーに関連して]
・Mozart, Zaide (singspiel). Concentus Musicus Wien; Harnoncourt. (dHM 82876 84996 2, 2CDs)
・Lillian Fuchs, Complete Music for Unaccompanied Viola (Naxos 8.557932-33).
・高橋悠治コレクション、トゥワイライト
・同、フーガの「電子」技法
・同、ディスタント・ヴァイセズ
・ブラームス:ピアノ作品集 ヴァレリー・アファナシエフ (以上、コロムビアミュージックエンタテイメント)
・日本合唱曲全集、間宮芳生 合唱のためのコンポジション (ビクターエンタテイメント)
・Stanley Sadie, The New Grove Mozart. [一部]
・エドワード・J・デント、石井宏・春日秀道訳、モーツァルトのオペラ [《後宮からの逃走》の章] 。
・Mozart, B�renreiter Urtext, Die Sinfonien III [K. 184 in Ebのみ]
・三隅治雄『日本民俗芸能概論』、東京堂出版、1972年。[一部]
・Lilo & Stitch 関連のウェブ資料。
・川崎弘二『日本の電子音楽』 [私がAmazon.co.jpで買おうとしたら「在庫切れ」表示になっていたので、紀伊国屋Web. から購入。Amazonの方はすぐに戻ると思うのだが、確実に入手したかったので。]
・『ルー・ハリソンのワールド・ミュージック入門』 (柿沼敏江、藤枝守訳) (財団法人ジェスク音楽文化振興会、1993年) [なぜかこれを持ってなかったので、レビューを機会に購入。]
・モーツァルト 後宮からの逃走 コヴェント・ガーデン、ショルティ指揮 (Warner Music Vision、DVD).
・『リロ・アンド・スティッチ』スペシャル・エディション (ブエナ ビスタ ホーム エンターメイメント、DVD) [音声解説、映像特典のために、結局買うハメに。通常版も持ってたのになあ。]
・『わんわん物語』 (プラチナ・エディション) (ブエナ ビスタ ホーム エンターメイメント、DVD) [映像特典のために…。でも、メイキングで引用されてる映像って、みんな「再現芝居」なんですよねえ。Oliver Wallace の映像は初めて見ました。]

投稿者 cs3daime : 21:27 | コメント (0)

2006年7月25日

[つなぎ] ネタがないので

21日深夜に『CMC』のレビュー原稿を送出。先日の『童は見たり 野なかの ばら』の英訳も無事提出し、先方もお喜びの様子で良かったです。

その他、読んだ/観た/聴いた/買った/届いた/借りたもの。

・Ives, Universe Symphony (realized by J. Reinhard) (The Stereo Society).
・Lou Harrison: Chamber and Gamelan Music (New World 80643-2) →レコ芸
・Augusta Reed Thomas (1964-): Gathering Paradise; Jacob Druckman (1928-96): Summer Lightning; Stephen Hartke (1952-): Symphony No.3. NYP; Lorin Maazel (New World 80648-2) →レコ芸
・IRISH RHAPSODY (Naxos 8.555016) →レコ芸
・Stephen Hartke. Symphony No. 3 (世界初演). 18 September 2003, WQXR. [エアチェック?というのかな、ウェブラジオの録音は。New World のとは拍手が違うようです。]
・柿沼敏江 『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』 [ハリソンの章]
・Hartke と Thomas 関連のウェブ記事、New Grove Online の各項目。
・Thomas Sowell, Ethnic America: A History [一部]
・あの1曲からはじまった 温故知新:受験生ブルース~東京 (Victor)
・ハリソン関連記事各種 [ExMusica 記事のために、いろいろ集めたレコードのライナー、インタビュー記事、A Lou Harrison Reader の抜粋など]

投稿者 cs3daime : 01:02

2006年7月19日

金沢~白川郷~滑川

先日の連休は、東京から友人が来たので、石川~岐阜~富山を旅行しました。

1日目 (7月15日) は富山の中心部を車で周り、そのまま北陸道経由で金沢へまいりました。とりあえず基本ということで、兼六園へ。灯籠のところでお約束の写真撮影を行い、成巽閣へ寄りました。私は特に小さい方の日本庭園が気に入りました。一見いろんなものが混在しているようですが、それだけ訴えるものが私には感じられたような気がします。また2階の書見の間だったかにおける紫の使い方にはっとしました。やけに発色するようなところが、和室の地味なイメージとは異質な面白さがあるように思いました。

その後は金沢城公園へ。石川門は以前も見たことがあったため、今回は菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓を見てきました。しかし、兼六園散策の後、足が疲れてしまいました。印象としては、復元される金沢城に強い関心を持つ方は楽しまれるのかな? という感じでしょうか。

昼食後は金沢21世紀美術館へ。ちょうど「大アンコールワット展」があったので、堪能してまいりました。特に大型のレリーフのようなもの (名称失念!) に彫り込まれた多層の模様に感動しました。おもわず成巽閣でみた欄間も、こういうところにルーツを辿れるのだろうか、などと思ってしまいました。石で作られたものが大半だとはいえ、時代を経てやってきた像の様々に、文明の力を感じます。

その夜は金沢の民宿に泊まり、2日目 (7月16日) は白川郷へ。何度か訪れたことがあるのですが、こんなに混雑した時期に来たのは初めて。通常の有料駐車場ではなく、吊り橋の向こう側の大型駐車場に連れていかれました。しかも入車制限をやっていて、入るのにも20分待たされる始末。

とりあえず今回は国重文になっている主要な箇所を巡り、名物の石豆腐 (五箇山にも五箇山豆腐があります) や、高山でもよく食べる五平餅をいただきました。友人はどぶろく祭の館にて、どぶろくも堪能していました。外で売っているのは「にごり酒」だそうで、「どぶろく」の名称は使えないようですね。

2日目の宿泊は平瀬温泉の白山荘でした。合掌造りの民家にとまるような感じで実に素朴。関東からいらした方も。ホームページにもある通り、料理がおいしかったです。天気が悪かったため、夜はザーザー降りの雨音がすごかったのですが、これも旅の思い出でしょうか。温泉も実に気持ち良かったです。

3日目 (7月17日) は、日帰りで手ごろな場所ということで、富山は滑川 (なめりかわ) 市の「ほたるいかミュージアム」と海老源へ。以前東京からいらした別の方もご案内したことがあります。残念ながらその時とちがってホタルイカはシーズン・オフ。発光ショーもホタルイカではなく、発光プランクトンを使いました。それでもかすかな光はとても印象的で、友人も喜んでいました。冷たい深層水の中にいるカニや海老を触るのも楽しかったですね。海老源についたのは2時半頃だったと思いますが、やはりおいしい魚で満足です。

金沢百万石音頭 日コロムビア GES-12522-CP

古関裕而作曲 (丘 灯至夫作詞) の《金沢百万石音頭》は、西洋の感覚だとG minorになるのです。しかし6度のEbがサビの部分でEナチュラルにもなり、インパクトのある節回しになっているように思いました。また、録音日は不明ながら「オリジナル音源」 (伊藤久男、永田とよこ、三味線:豊吉、豊藤、コロムビア・オーケストラ&合唱団、モノラル録音 [SP原盤?] ) だそうで、戦後の民謡ブームの息吹を感じるような気がします。形式はヴァース/コーラスのポピュラー・ソングのスタイルですね (4コーラス) 。いい曲だと思います。

カップリングは《百万石ぶし》、《加賀場ばやし》《野々市じょんから》の3曲。《野々市…》は村田英雄による歌唱です。Columbia Custom、YAMACHIKUなどのロゴが入っているあたり、地元の方むけに製作されたCDなのかも。

その他、見た/聴いた/読んだ/買った/届いたものなど。

・Kurti, Jeff. Treasure Planet: A Voyage of Discovery. New York: Disney Editions, 2002.
Tarzan (Collecor's Edition). Disney DVD 19320.
The Emperor's New Groove (The Ultimate Groove: 2-Disc Collector's Edition). Disney DVD 22311. [特典ディスクの2枚目には、映画の一場面のセリフ、音楽、効果音を自由にOn/Offして体験できるコーナーがある。音楽だけにしてみると、細かいキューと場面の兼ね合いが分かったり、こういう作品で音楽のみを聴くのがいかに大変かというのが分かる。映画本体は笑いの宝庫なので、余計そうなのかもしれない。]
・金沢 ひがし お座敷太鼓 (Victor PRCD-5139) [「にし」の方の盤は買わなかった。ヤマチクで入手。]
・世界遺産 白川郷の民謡 (Move48) [土産品 こびき屋にて購入。白川郷にはこれまで3度訪問したのだが、民謡の音源をやっとみつけた。ここと同じく合掌造りで有名な富山県の五箇山民謡のCDは容易に入手できるのに。《こきりこ》のような全国的「ヒット」がないと売りにくいのだろうか???]
・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番《バビ・ヤール》コンドラシン/バイエルン放送SO+Cho/ジョン・シャーリー=カーク Philips (Tower Records Vintage Collection Vol. 2). [これはすごい]
・Kalinikov. Symphony No. 1. The USSR SO; Svetlanov (Venezia CDVE 04242).
・青柳文信 編著、『路上音楽:ストリート・ミュージシャンズ・バイブル』 マガジン・ファイブ、2006年。 [ストリートで収録された演奏を集めたDVD付で、本もとても面白い。そういえば、JASPMの発表で、博多の照和に触れていた人がいたなあ。]
・小杉 泰 『イスラームとは何か:その宗教、社会、文化』 講談社現代新書、1994年。
・小川和佑『唱歌・賛美歌・軍歌の始源』 アーツアンドクラフツ、2005年。
・『レコード芸術』8月号
・『CDジャーナル』8月号

投稿者 cs3daime : 18:02 | コメント (2)

2006年7月12日

童は見たり 野なかの ばら

北海道放送 制作、1987年放送

とある方から番組で語られている内容の英訳を頼まれて、それをきっかけに観た番組です。放送された当時はかなり話題になっていたようですし、88曲だかの《野ばら》の楽譜が論文集と一緒になって発売されていたのを思い出します。しかしこれまで番組の方は観たことがありませんでした。1987年といいますから、まだ富山にいたか、新潟に出たばかりか、どちらかではないかと思います。シューベルト、ウェルナーの他にどんな《野ばら》があるのか、すでに楽譜にもなってますが、この番組では調査の様子とかが分かって面白いです。東西分裂状態のドイツは取材の時代を感じますし、オスマン・トルコによるアルメニア人虐殺に話が及ぶのは意外でした。

素晴らしい番組です。こういうのを商用ソフトにして欲しいなあ。

きっとこの番組が評判になって、教科書に掲載された外国歌のルーツを探った別の番組、『夢見るころに教わりし歌』につながったんでしょうね。

その他、観た/聴いたものなど。

・The Music of the Central Andes (VHS)
・Anthoropological Perspectives: Music (VHS) [二つとも、フロリダ州立大学のDale Olsen教授が出演しています。前者はフォルクローレの紹介と演奏で楽しめました。後者はペルーで行われているシャマニズムとカトリックの祭りについて。音楽以外の、人類学的な報告にもなっています。音源はテープでスライドを見せるという形なので、動画を観たい人にはちょっと物足りないかもしれません。でも、とても勉強になります。]
・World Music: China (勉強用に編集したテープ)
・日本戦時歌謡名曲集 (LP) [アナログを語る会の会長さんからお借りした資料。いずれもステレオ録音で、アレンジが加えられています。歴史資料としては「これを懐かしんで聴く人が当時からいたのだな」ということが分かるということでしょうか。]
・インドネシア・ジャワのイスラム儀礼 (King-Seven Seas CD) [貴重な録音ですね。平凡ですが、ガムランやケチャだけだと、分からない部分でしょうか。]
・ペルーの祭り~インカの末裔 (WP-Nonesuch CD)
・音と映像による 世界民族音楽大系 第28巻 アメリカ篇II (日本ビクター VHS) [最初のはNHKの海外取材番組『民族と音楽』で使われたフィルムと同じかも。面白いセレクションだとは思います。]

投稿者 cs3daime : 16:34 | コメント (2)

2006年7月 9日

[思いつきメモ] 教育用音源と、その解説

学校で観賞する音楽教材として、専用レコードが編集されることがあります。もう15年近く前のものなんですが、ここに、そういったレコードに添付された「観賞教材指導資料」がありますので、小学校1年生分に書かれたこの資料 (複写) を眺めてみることにしました。まずは、この曲:

・プロコフィエフ 組曲《冬のかがり火》から<出発>

面白いのは、観賞用レコードではこの作品が《きしゃ》というタイトルに変更されて提示されているということ。そして、「曲の特徴」というところの記述が面白いです。引用してみましょう。

描写音楽の中には、音楽性の低いものもあり、描写音楽=低次元の音楽ととられがちであるが、プロコフィエフのようは巨匠の手にかかる作品は、決してそうではない。

この解説は、きっと、かなり「高尚」なクラシックを知り、ベートーヴェン様の絶対音を信奉する人たち向けに書かれているのでしょう。それで、クラシックの作曲家として有名なプロコフィエフ様ならば、「低次元の音楽など書くものか」ということを教えるんですね (え、違うって?)。でもプライヤー《口笛ふきと仔犬》とかイエッセルの《おもちゃの兵隊》は「低次元」の音楽なのでしょうか? (「ポップス」「ライト・ミュージック」と米・英では呼ばれます。日本では、アメリカの戦前の本に出てくる「セミ・クラシック (semi classical) 」なんていういい方をしています) また、 何が低次元でどうだのって、どのくらい小1に関係があるのでしょう?

・カバレフスキー 組曲《道化師》から<ギャロップ>

なぜか《ぎゃろっぷ》とひらがな表記になっています。適当な邦訳ってないんでしょうか? それで、解説には「ギャロッップという舞踏にふさわしく、この曲でもA-B-Aの複合三部形式がとられている」と書いてあります。小学校に入りたての子供たちに、この形式の理解はいかに役に立つのか、興味があるところ (指導案を埋めるのに役立つ?) 。

・ルロイ・アンダーソン おどるこねこ

この教材の使い方にはこうあります。「自然音がどのように描写されて音楽となるかを考えさせる。ここでは猫の鳴き声をバオリンで真似ているが、これを発展させて、他のいろいろの自然音についても、どのようなリズムの音がどのような音高感のある音か、どの楽器で真似ができるかなどを話し合わせるとよい。」

猫の鳴き声が「自然音」だとは知りませんでした。あれはバイオリンがやっていたのかあ(クラリネットもやってない???)。「どの楽器で真似ができるか」とありますが、オーケストラの楽器の種類は、小1でもみんな知ってるのでしょうか。「自然」かどうかは分からないけれど、身の回りにある音について考えるというのは良いですね。

それにしても、汽車という乗り物、馬・猫・犬という動物、おもちゃ…。選ばれた題材からみると、幼ない頃からからなじみを持ってきた主題を選べばそれでよいという印象を受けます。それ以上のことってあるんだろうか? 身体表現とリズム…なるほどねえ。でも音楽に合わせて体を動かすということだから、描写音楽である必要もないかもしれないですね。

その他、1~3年生の内容を通してみますと、このレコードの「指導のポイント」では「旋律を口ずさませる」「身体運動する」ことを強く推薦しているようです。

・「旋律の口ずさみをさせたり、自由な身体反応をさせたりして、楽しく聴かせる」 (プロコフィエフ:《出発》、小1)
・「旋律の口ずさみをさせたり、自由な身体表現をさせたりしながら聴かせる。」 (アンダーソン:《ワルツィング・キャット》:小1)
・「旋律の口ずさみをさせたり、自由な身体反応をさせたりしながら聴かせる」 (ゴセック:《ガヴォット》、小1)
・「拍子をとらせたり、自由な身体反応をさせたりしながら聴かせる。」 (イエッセル:《おもちゃの兵隊》、小1)
・「主な旋律を覚えさせ、旋律の口ずさみをさせながら聴かせる。」 (ヨナーソン:《かっこうワルツ》、小2)
・「身体反応をさせながら楽しく聴かせる。」(サン=サーンス:《動物の謝肉祭》から<象>、小2)
・「主な旋律を覚えさせ、旋律の口ずさみをさせながら聴かせる」 (ベートーヴェン:《トルコ行進曲》、小2)
・「自由に身体反応をさせる」 (ハチャトゥリアン:《ガイーヌ》より<剣の舞い>、小2)
・「旋律の口ずさみをさせながら楽しく聴かせる」「自由な身体反応をさせながら聴かせ、3拍子感を体得させる」 (ヘンデル:歌劇《アルチーナ》から<メヌエット>、小2)
・「旋律の口ずさみをさせながら楽しく聴かせる」 (ベートーヴェン:メヌエット ト長調、小3)
・「旋律の口ずさみをさせながら楽しく聴かせる」 (バッハ:管弦楽組曲第2番より<ポロネーズ>、小3)
・「旋律の… (打つのが面倒になりました)」 (スッペ:喜歌劇《軽騎兵》序曲、小3)

面白いのは3年生になると「身体表現」という言葉がなくなるということです。おそらく「発達段階」の理論やらに合わせたものなのでしょうけれど (?)、3年までは「口ずさみ」がずっとおススメのようです。インストゥルメンタル・ナンバーを口ずさむと、どういう効果があるんでしょう。歌が音楽の中心だから、歌えば自然に器楽曲にも親しめるということなのかなあ。

「身体運動」って低学年のキータームになってるようですけれど、冷静に考えると、レコードを流すだけっってことになりませんかね。何か特定の体の動きと音楽とが関係があるのでしょうか。2拍子系と3拍子系の違い、速さの違いというのはあるかもしれないですね。もっともそれならケチャやっちゃうとか、ラヴェルの《ボレロ》の一部をやるとか (ベジャールのDVDは小学生には「コワい」と思われるかな?) 、デイヴ・ブルーベックの《テイク・ファイヴ》やるとか、ジャンルを広げる可能性もあるでしょうね。

もちろん各楽曲には、他にもポイントとしてあがっているものがありますが、「口ずさみ」「身体運動」は、観賞活動において必ず行うような内容になっているように見受けられます。

もしかすると、今は「共通教材」もないですし、こういう「指導資料」に書かれていることも、変わってしまっているのかもしれません。一度覗いてみたいです。

投稿者 cs3daime : 07:16 | コメント (1)

2006年7月 8日

ディズニー関連

ここ数日、『ラマになった王様』のプロダクション史に関わるネット記事、『ターザン』の音楽を担当したフィル・コリンズのインタビュー記事などを読みました。『ラマ』は作品が興行的に成功しなかったこともそうですが、危うくプロジェクトも中止になるところだったようで、ディズニー社にとっても多難な時期だったことが分かります。個人的には、ワーナー系ドタバタ路線という感じもしますが、テレビで放送された『The Disney Afternoon』の Duck Tales や Bonkers なんかは、すでに、こういったアクション/ギャグ路線を先取りしていた感もありますね。もしかすると、そういうのが好きな人は、ペースの速いディズニー作品も大丈夫なのかも。まあ『アラジン』だってかなり早口でしたけどね。

それにしても、アメリカのディズニー作品批評の多くが、『ライオン・キング』や『リトル・マーメイド』といった大ヒット作と比べ『ラマ』や『トレジャー・プラネット』は「それほどではない」という風に書くようです。もちろんその気持ちは、ディズニーのスタンダードの高さもあってのことなのでしょうから理解はできるのですが、一方で批評の難しさを示しているようでもあります。『マーメイド』の前は、やれ『白雪姫』だ『バンビ』だ…というのが続いたんじゃないでしょうか。どんなに優秀なスタジオでも、そう何発も「不朽の名作」は作れないでしょうし、こういった書き方は酷なのではないかとも思ったりします。そういえば、日本のアニメを批判する時もディズニーを挙げるということで、これはアニメに対する考え方の狭さ、あるいはアニメの育つ土壌の貧しさということになってしまうのかもしれないですね。もちろんリミテッド・アニメの大量生産を賞賛するものでもないのですが。

ところで、ディズニーからは『テイルスピン』、ようやく米版のDVDが出るようで、とても待ちどうしいです。一時期ディズニー・チャンネルでもやってましたが、やっぱり欲しいです。"The Bad Reflections on You" なんて好きでしたねえ。2時間4話構成の第1エピソードも、きれいな画で観たいです。8巻あったビデオ (全部持ってます (^_^;; ) は選集でしたからねえ 。

その他、観た/聴いた/読んだもの。

・イスラエルの音楽 (Po-Argo CD) [国という境界線が必ずしも音楽文化を包括しないということは頭で分かっていても、こういう風に耳で聴かないと分かりにくいと思った。]
・ターザン (Disney DVD) (OST, CD)
・トレジャー・プラネット (Disney DVD) (OST, CD)
・常磐津《積恋雪関扉》 (国立劇場、1992.10.18. NHK「芸術劇場」の録画) [上段のみ]
・アジアの音楽家たち (2) (「題名のない音楽会」1990.4.22. の録画) [チベット仏教の音楽に初めて出会った番組。すごいインパクトだった。黛は日本との類似性を強調していたようだったけれど、私はあのものすごい音量に圧倒されてしまった。]
・『音楽世界の旅』 - 「(タイ・バンコク)」 [ディレクターがナレーションを行っている。 バンコク周辺の音楽と人との関わりについて紹介]
・『クイズ タモリの音楽は世界だ』 - 「エジプト伝来の和楽器」 (テレ東 1991.5.25. の録画) [三味線の伝来について簡単に。問題は三味線の奏法に強い影響を及ぼした、他の楽器の音楽家たちについて。まあ、よくこんなものまで録画していたこと (^_^;; ]

投稿者 cs3daime : 17:25

2006年7月 4日

[つなぎ] 今日もネタがないので

『レコ芸』原稿を送出しました。今日は、そのほか『トレジャー・プラネット』のメモをとりました。『アトランティス』の直後に、なぜ少年の冒険物語を繰り返すように公開してしまったのか、という疑問は残るのですが (コケた理由の一つではないかと思ったりもします) 、映画作品としては、『トレジャー…』の方が楽しめると思います。悪役に複雑な性格を与えているのは、やはり日本のアニメの影響でしょうか。3Dと2Dの融合という技術的な側面でなく、物語としてアピールすべきだった映画でしょう。Michael Barrierなんかは、かなり否定的ですが、あれはちょっと言い過ぎかな、とも思ったりします。

前回同様、観た/聴いた/読んだもののリスト。

・オーストラリア、ポリネジアの民族音楽。いろんなLPレコードから、学習用にまとめたカセット。
・『ハリー・ベラフォンテ リズムのルーツ (3) 』 (NHK BS-2で放送された番組の録画、VHSビデオテープ) [ラテン系の音楽がアメリカに持ち込まれた経緯など。年代順に。このままラテン・ポップの勉強ができるような内容]
・『音楽 世界の旅』 - ボラドーレス、ラ・バンバ (メキシコ) 、よみがえる魅惑のタンゴ (TVK、録画ビデオテープ) [前者、《シェリト・リンド》の原曲だといって映像と音が流れるが、すぐに別の音源 (レコード版の《シェリト・リンド》)に切り替えられる。不満。 後者は1989年の放送。ピアソラとの関係がどうなのか、知りたい。]
・クレタ島の音楽 (キング [アルバトロス] CD ) [フィドル系といえでも、本当にヴァラエティがあるものだと実感]
・アフリカの音楽I、II (キング [アルバトロス] CD) (モノラル) [フィールド録音と記されているけど、正確にはステージ・パフォーマンスかな?]
・イタリアの民族音楽I (キング [アルバトロス] CD) (これまたバラエティに富んだ内容です)
・『音楽 世界の旅』 - 牛糞の家とマサイダンス 、親指ピアノ おもしろ世界 (タンザニア) [前者は当番組でも一番面白い回だったのに、テープが途中で終わってしまうという事態。悲しい…。マサイ族を訪れた映像はすごい。後者は伝統音楽を野外で教える風景なども収録されていてる。今はどうなってるんだろう?]
・星野榮志『邦楽ってどんなもの:楽器編』 (演劇出版社) [一部。沖縄の三線が「蛇味線」と記してあるのが残念。分かりやすく一冊にまとめられたという印象だけど、他の本と合わせて読む必要があるのかも。]
・小泉文夫『世界の民族音楽探訪』 (実業之日本社) [読みはじめ]
・宇野正人『祭りと日本人』 (青春出版社) [一部]
・『音楽文化の創造 (CMC) 』 第41号 [とりあえず、自分の書いたレビューから。この雑誌は本当に素晴らしいです。みなさん会員になって購読しましょう。]

投稿者 cs3daime : 22:35