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2005年9月13日

ヤバい。

ここ数日はジェローム・カーンのCDを聴いている。最近はこの辺のレパートリーもすっかりクラシックの仲間入りをしたのだろうか、と思わせるCDも多くでていることを認識。その他ロジャース&ハマースタインの『回転木馬』のOSTなど。Bordmanのカーン伝記やCharles HammのYesterdays: Popular Song in America (New York: Norton, 1979) にも目を通す。このHammについては(この本じゃなかったかもしれないけれど)、中村とうよう氏が批判されていたのを思い出すけれど、KernやRogers&Hammersteinの部分の記述はどうなのだろう?

ところで先日の『NARUTO』ブームは早急に冷め (^_^;; 今度は横山光輝のマンガにハマりつつある。ヤバい状態である。

横山光輝のマンガは、『鉄人28号』の秋田書店版コミックスが最初。もちろんリアルタイムの連載は読んでいないし、白黒アニメも観ていない。だが、古いアニメソングのコンピレーションLPに《鉄人28号》が収録されていて、それに影響されたのだ。その他にも『狼少年ケン』『レインボー戦隊ロビン』『佐武と市』などのテーマ音楽をよく聴いていた。『狼少年ケン』『佐武と市』は、その後CATVのファミリー劇場で観る機会があり、特に後者はその内容も素晴らしく、一時帰国でほんの数話しか観られなかったのが残念だった。

(追記)『鉄人28号』は現在ファミリー劇場で放送されていて、何話か観ることができた。昔のテレビまんがには独特のテンポがあって、どうしても拍子抜けしてしまうのだけれど、子供が主人公でありながら大スケールの国際的な紛争(?)を扱っていたりして、それなりに楽しめた。横山氏が言うように、操縦機が「悪の手先」に渡らないのでは面白さが半減してしまうのだろうけれど。

話を横山マンガに戻すと、秋田書店版は話が途中から始まるので、鉄人誕生の話などがなく不満に思っていたのだが、原稿がないだとか、復刻版は絶版で入手できないとか、あっても高くて買えないとか、中学生の私には戸惑いの種であった。先日別の復刻版が文庫サイズで出されたと知って、第6巻までを集めた。ところが11月からこの文庫版よりも、ずっときれいな完全版が出るということだそうなので、そちらを待つことにした。

横山作品といえば、先日アニメの『ジャイアント・ロボ』を観たばかりであるが、『鉄人』の復刻版を読みながら、そういえばこの『ジャイアント・ロボ』というのは、著者が出版を許可せずにいたため、ずっと読めなかった作品であったことを思い出した。ところが最近こちらも完全版が出たというので、その講談社から出た2冊も購入。帯には40年ぶりの出版であることが謳われている。あ~これがそうだったのか~と、改めて認識することになった。確かに『GR2』の活躍などロボットのかっこよさはある(マジンガーZのロケットパンチみたいなのもあるし…)けれど、個人的には『鉄人』のサスペンスとスリル感に軍配を上げそうだ。最も原作がアニメと全く違っていて、ずっとストレートな展開であるのは、やはり横山作品らしくて好感が持てる(アニメも嫌いではないけれど)。

さらにネットで「名作」とする人も多いと知った『闇の土鬼』を文庫本で読破。これが少年誌に掲載されていたというのは驚き。残忍な殺人場面も多く、「青年漫画誌」なるものがある今日では、こういった表現は少年誌には現れないのだろうな、と思われた。一方内容は時代劇として、忍者漫画として中身が濃く(陰謀渦巻く大人の世界という感じもあるし)、あとがきにあるような、架空の映画作品を想像するのも難しくない。そして、復讐に駆られた主人公と復讐相手が到達した結末がこれほど潔いものであるというのも想像がつかなかったところである。

次は『水滸伝』。梁山泊に集まる豪傑たちが、いずれも世の政治に不満をもつ武勇であったり、謀略の犠牲者であったりするところが面白い。しかし彼らの行動は今日「暴力革命」扱いされてしまうのかもしれない。民主主義の現在では、我々が選挙の投票で行動を起こすのが目一杯ということだろうか。「国を憂う」「民を思う」ということについては、色々考えることがあった。

もうここまで「歴史もの」に絡められたからには、やはり『三国志』にまで手を出すしかあるまい。さすがに一度通して読んだけでは到底物語のすべてを把握できないが、世界史で「三国時代」と記憶していた用語の裏にこれだけのことがあり得た(もちろん『三国志演義』であるから、すべてが史実ではないのだろう)ということがヴィヴィッドに伝わってくる漫画表現というのは素晴らしいものであることを改めて実感することになった。単行本コミック60巻(私のカジュアル・ワイド版では25巻)は、私の漫画読破記録としては最長である。そういえば、中学の頃、これにのめり込んでいた同級生が何人かいたことを思い出した。私もあの時読んでいれば、高校で習った日本史・世界史がもっと楽しく勉強できたのかもしれない。

前にも書いたけれど、ここ10年、漫画というものをまとめて読んできたことはなかった。その理由は、このようにのめり込むのが分かっているからである(ビデオゲームは財布にも厳しいので手を付けないつもりだ)。そうすると、他のことをする時間が大幅に削られてしまう。今後は自重した方がいいのかもしれない…と思ってはいる。

投稿者 amekura101 : 2005年9月13日 08:15

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