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2004年10月 9日

アナログを語る会、2004年10月例会(10/8)

今月は私がDJを担当。『Mostly American-アメリカ音楽を中心に-』と題してお送りした。全員が北アメリカの作曲家でないというところで、「mostly」を入れてみた。

(1)ウィリアム・グラント・スティル作曲 《アフロ・アメリカン交響曲 (1930)》より第1楽章。ポール・フリーマン指揮ロンドン交響楽団 米The College Music Society (CBS Special Products) P19425 (アルバム『CBS Records’ Black Composers Series』 [9枚組] より2枚目)

有名オーケストラによって演奏された黒人作曲家の交響曲の第1弾として有名。コロンビアらしい録音のよさと、スムーズな演奏、やさしく叙情的な作品が良いオープナーとなったようだ。「ユダヤ的」との声もあった。確かに奥さんはユダヤ人だったけれど、音からそれが伝わるというのは思いもしなかった。

(2)ロイ・ハリス作曲 《民謡交響曲》より第1楽章<懐かしの娘>。ウラディミル・ゴルシュマン指揮アメリカ祝祭管弦楽団 米Vanguard SRV 347SD

「カウボーイみたいなやつ」というお声をいただく。「開拓時代を思い出す」とも。もちろん私はハリスの作風について特別語った訳ではないので、これはハリスの作品そのものが持つ特色なのだろう。第2楽章については、レコードの回転がおかしくなったみたいだという声。確かに長調・短調が常に入り交じり移り行くアレンジだから、そういう風に聴こえるのかもしれない。

(3)アメリカ民謡 《なつかしのチゾルム街道》
(4)アメリカ民謡 《寂しい草原に埋めないでくれ》
ラルフ・ハンター指揮ラルフ・ハンター合唱団 米RCA Victor LSP-1968

Living Stereoの録音が好きな方が借りて行かれた。(3) に関してはいろんな歌詞があるので、レコードと同じものは見つからなかった。歌も速いし、私にはちょっとディクテーションは無理…。(4) を聴きながら、60年代の懐かしいアレンジという声をいただく。確かにロジェ・ワーグナーやロバート・ショウなどを思い起こさせるところがある。

(5)ジョン・フィリップ・スーザ作曲 《忠誠》 ルイ・ブージョワー大佐指揮米国海兵隊軍楽隊 米国海兵隊軍楽隊レコード『The United States Marine Band On Tour』 (番号なし、非売品)

スネア・ドラムの多さ、テンポの遅さに注目されたようだ。海兵隊が演奏すると、いつもこんな感じだけれど、確かにその方がおっしゃっていたように「ドイツのマーチ」さえ思い出すかも。アルフォードというか。

(6)ガーシュイン作曲 《魅惑のリズム》 インディア・アダムス(ヴォーカル)、コリン・キーズ・トリオ 英NAD/Unicorn UNS 269D (アルバム『NAD/Unicorn Digital Demonstration Record』)

私個人としては、極めて生に近い録音だと思っている。生演奏に多く接している方には賛同していただけると思う。「定位もしっかりしているし、それぞれの楽器の特性もうまく捉えられている」「後世にまで大切に残すべきレコード」とも。

(7)間宮芳生作曲 ヴァイオリン、ピアノ、打楽器とコントラバスのためのソナタ (1966) から第2楽章 黒沼ユリ子(ヴァイオリン)、間宮芳生(ピアノ)、佐藤英彦(打楽器)、津田礼仁(コントラバス)日コロムビア OS-10013-JC

北陸地方の古謡を使っているということだけれど、それはちょっと私には分からなかった。しかし60年代後半のコロムビアの録音の良さに注目された。自分の好みとしては、いかにもスタジオのクリアカットな録音だと思うけれど、こういうのがお好きな方は多かったようだ。おそらくポピュラー音楽では、割と普通な録りかたなのかもしれない。

(8)アリー・バローゾ作曲 ブラジル 坪島照信指揮富山商業高校吹奏楽部 東芝EMI LRS-818

ノリがほとんどロックだが、すごい迫力。やっぱり富商はうまいなあ。

(9)チャイコフスキー作曲 序曲《1812年》 
(10)スーザ作曲 《星条旗よ永遠なれ》
キース・ロックハート指揮ボストン・ポップス・エスプラネード管弦楽団 米A&Eネットワーク(CATV)、2001年7月4日放送。

(9) 本物の大砲を使った演奏。 (10) アメリカ人のバカ騒ぎと、小さな国旗を両手に持って指揮するロックハートに「感動」されたという声。あまり格式にこだわらず、とにかく陽気に建国を祝うアメリカ人の姿は、やはりビデオで観なければ分からないように思う。

投稿者 amekura101 : 2004年10月 9日 08:23

コメント

ブログ開設おめでとうございます。Weblogは谷口さんにピッタリの発信方法だと前から思っていました。ところで、(7)は「THE CONTEMPORARY MUSIC OF JAPAN 4」(OS-10053-J)というので持っているのですが、谷口さんのは初期盤ですか?

投稿者 nakano : 2004年10月10日 17:47

nakanoさん、早速のご訪問、ありがとうございます。私のLPにも「Japanese Contemporary Music Series Vol. X」とあります。360 Soundの時代です。発売は1967年11月のようですね。なんと楽譜まで付いてます。新潟大学時代に、東京のアンドー楽器から中古で買ったLPでした。オーディオ好きにはかなり気に入ってもらったようです。

投稿者 谷口 : 2004年10月10日 20:19

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