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2004年7月14日

音楽として感じる時間

5月にベートーヴェンの弦楽四重奏曲の第1回公演を行った森家で、今月の初め、声明の演奏会があったそうだ。何でも東京から大家を呼んで催されたのだとか。知らなかったのはとても残念。

先日この公演に行かれたという方に感想を伺ったが、「言葉も分からなかったし退屈だった」とのこと。

確かに日本の伝統芸能というのは、せわしない現代の時間感覚には合いにくいし、メリスマたっぷりの「お経」の文句というのは確かに聴き取りにくいのかもしれないと思った。

かつて宮内庁による雅楽も国立劇場で聴いたことがある。管弦ではなく、和琴を使ったシンプルな伴奏のもので、雅びさに感動しながら、ゆったりとした舞を拝見させていただいたことを記憶している。こういった音楽的時間に自分を合わせるのは挑戦でもあり、楽しみでもある。本当に現代には「面白い」ものがありすぎるのだ。

かつて新潟大学にいたころ、音楽研修旅行と称して東京に行ったことがあった。国立能楽堂で三演目鑑賞したが、同伴の先生も、シリアスな能ではコックリコックリされていた。事前に勉強しておかないと、こういう古典が「分かりにくい」というのは、洋を問わずということなのだろうか。

いずれにせよ、今度富山で声明の公演があるということであれば、一度聴いてみたい。できれば雅楽も。富山市公会堂のこけら落としは宮内庁雅楽だったということだし。

投稿者 amekura101 : 2004年7月14日 22:19