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2006年1月 3日

年末年始に聴いた音楽

今日は「です・ます」調にしてみよう。

大晦日はDVDでムーティ/ミラノ・スカラ座の《ドン・カルロ》を堪能しました。ムーティというのは本当に良い指揮者ですね (パヴァロッティに違和感を感ずるレビューがAmazon.co.jpにはありましたが…) 。この人の《ナブッコ》も良かったし、CDではウイーン・フィルとのモーツァルトの交響曲第25番が好きです。

年が明けてからは、FolkwaysやLibrary of Congress (Rounder) レーベルの、いわゆる「ルーツもの」をいくつか聴いています。『RCAブルースの古典』なんかも。だからスクラッチノイズが頭の中に充満しているかもしれません。中村とうよう著の『アメリカン・ミュージック再発見』なんかと一緒に楽しんでいます。

その他には、モザイク弦楽四重奏団によるハイドンの作品77 (Hob. III: 81~83)↑を楽しみました (仏Astree E 8799、現在は違う番号かもしれません) 。何か月前の『レコ芸』にも彼らの記事がありました。実は私もフランスのミュージシャンと思っていたところがありまして、演奏者の名前をちゃんと見ればすぐに分かりそうなものですが、CDもAstreeでしたからね。そういえばモザイクSQのCDのジャケット・デザインは白っぽくてファンシー路線になっちゃいましたが、私はこの渋いデザインの方が好きだったりします。

モザイクSQはモーツァルトもBoxで出てますが、私はハイドンの方により惹かれます。粗削りでワイルドな感覚に溢れているからでしょうか。《太陽》弦楽四重奏曲 (作品32、Hob. III: 31~36) もいいですね (仏Astree E 8785、8786、いずれも現在は違う番号になっている可能性があります→HMVを参照)。特に32番の第2楽章「カプリッチョ」が素晴らしい。ユニゾンもこういう文脈で使うと、すごい表現になるものです。ウルブリヒSQも持っていますが、私はモザイクSQの方を聴くことが多いです。

そういえばモザイクSQは、ベートーヴェンの作品18も録音したんでしたよね。ベートーヴェンはハイドンの流れをモーツァルトからよりも受け継いでいるように思うので、いつか購入して聴いてみたいです。

ハイドンのSQといいますと、私はオルランド弦楽四重奏団による作品76/6 (Hob. III: 80) が最初でした (Philips 410 053-2) 。この第2楽章はグラウトの音楽史にも出てくるんですが、何かしら規則からはみ出さない均整美で聴かせるといったイメージで「古典派」を捉えると、どうしてもそこからはみ出てしまうような面白い転調をしますね。彼のシュトルム・ウント・ドランク期の交響曲をお聴きになった方はそれほど驚かれないかもしれませんが、ハイドンは実験精神旺盛な作曲家で、やはり既成の音楽に甘んじなかったのでしょうね。

投稿者 amekura101 : 2006年1月 3日 21:10

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