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2006年9月19日

逃避行動として書いてる、のかなあ。

読んだもの
・カール・ダールハウス 「《ローエングリン》について」、『名作オペラ・ブックス31:ローエングリン』 (音楽之友社、1990) 所収。
音楽は抽象的なものとはよく言われていますが、彼が言うように、メルヘンや非現実的なものに傾くんでしょうか。ヴェリズモなり20世紀モダニズムというのは、やはりそうすると、大きなステップだったと言えるのかな。「ローエングリンが課す質問禁止は実行し難い命令である」「ローエングリンは人間的な感情を抱き、あるいはそうありたいと切望しているにもかかわらず、決して自分の生まれを否定することができない」など、なるほどと思う箇所も多いですね。後半は劇的交響曲との話との絡みになっていくみたい。あ、この文章は読みやすいです。英訳も、どこかにあったハズですが…。

聴いたもの
・Wagner, Lohengrin, Bridal Chamber Scene (Act III, Scene 2), Helen Traubel, soprano; Kurt Baum, tenor: Philharmonic-Symphony Orchestra of New York; Artur Rodzinsky, conductor (Columbia ML 4055、LP). [盤がひどく傷んでる。やっぱり25セントで買った品物だなあ。裏の『トリスタンとイゾルデ』の方はもっと傷みがひどい]

届いたもの
Gramophone, October 2006. [シュヴァルツコップフ追悼。]
The Light Music Society Newsletter 33 (Spring, 2006).

観たもの
TSUTAYAの、18日だけ通用する半額クーポンがあったので、つい。返すディスクもあったし…。

・新世紀エヴァンゲリオン (6)~(7) (Gainax DVD)
遅ればせながら、日本で社会現象にまでなったという作品、テレビ版の最後 (?) まで観させていただきました (アメリカにいたんで、リアルタイムでブームは体験してません) 。こういう様式のものがメインストリームのアニメとして放送されたんだと考えると、確かに異質ですねえ。なんで構造主義やらディコンストラクションやらコンテクストの話になったり、自分探しになったりするんだろう、というのはありますが、人間関係なんかについては、物語が始まったときから、一応ほのめかされていて、気になっていたところでもありますしね。いろんなことが突き放されて謎のまま、というのも、魅力ではあるのかな。

ちなみに、作品予告にラフ・アニメをつかったのは、『美女と野獣』の方が早かったんでしょうか? もっともあれは「舞台裏見せます」って感じで、表現手法ではなかった訳ですが。それから、なぜかは分からないんですが、むかし赤塚不二夫が『バカボン』で、「右手をケガしたから左手で書こう」とか、コマを飛ばして読ませたり、最終回は書きにくいとかいって、最初の一こまだけ書き、そのページの残りのコマは空白にし、続きは次のページっていうのを思い出しました。

クラシック音楽の使い方って、やっぱりキューブリック映画以来のものなんですかね???

・プレイボール(9)~(11) (Avex DVD)
やっぱり原作にもとづいている部分はいいですね。味付けした部分がどうしても湿っぽくなってしまいますが、一ファンとしては、アニメ作品とするためには必要なのかもしれない、と思って楽しむことにします。観ると止まらないなあ。

漫画といえば、もうガキの頃の話ですが、『少年チャンピオン』の読者だったことがありまして、ちょうどネット徘徊をしていたら、こんなページをみつけて、懐かしく思ってました。『がきデカ』、『マカロニほうれん荘』、『ブラック・ジャック』、『750ライダー』、『エコエコアザラク』…読んでた読んでた。野球モノは、『ドカベン』よりは『しまっていこうぜ!』かな (だから『キャプテン』もすんなり入り込めた?) 。いや、確かに当時は面白かったですよねえ。あの頃は『マガジン』や『ジャンプ』も、それぞれに個性があって、人気があったと思います。『Dr. スランプ』や『キャプテン翼』くらいからでしたかね、『ジャンプ』が全部さらっていったのは。

投稿者 amekura101 : 2006年9月19日 21:38

コメント

エヴァンゲリオンって、さらに結末をリメイクして映画公開するんですってね。

http://www.gainax.co.jp/news/index.htmlyear=2006&month=9#09

投稿者 いしづか : 2006年9月19日 23:12

>もぐらまるさん (ですよね)

ありがとうございます。さすがお詳しいですね。今週から忙しくなるので、時間ができたら、続きの方も制覇していきます。

ちなみに私の友人は『エヴァンゲリオンの夢』と『エヴァンゲリオン解読』の2冊を勧めてくれました。後者はいま増刷中だそうですので、しばらく待って、読んでみようと思っています。みゅーみゅーさんは読まれました?

小谷さんの本、面白そうです。もっとも、このシリーズにおけるキリスト教というのは、おそらくもっと、象徴とか神秘主義的な感じがします。明らかに毎週の礼拝でやるようなことじゃないなっていうのが、私の直感ではあります。

>いしづかさん

テレビ版がオープン・エンディングの話であるが故に、それをクローズした(んですか?)劇場版は、これまた賛否両論になるんだろうな、という気がします。リメイクも、そういう結末になるんでしょうか。

投稿者 amekura101 : 2006年9月19日 23:46

こんにちは。
『プレイボール』って、あのちばあきおさんのですか?
『キャプテン』ともども実家に全巻あります。

実家は喫茶店だったので、マガジン、サンデー、ジャンプ、キング、チャンピオン、そして大人向けのビッグコミックを毎週購読していました。
「あしたのジョー」「男組」「北斗の拳」「荒野の少年イサム」「戦場漫画シリーズ」に人生を教わりました。「アポロの歌」はPTAで「有害漫画」に指定されましたので、こっそり読んでいました。

投稿者 pierre : 2006年9月19日 23:56

>pierreさん

そうです、ちばあきおさんのです。『プレイボール』が去年からアニメ化されてまして、DVDを借りてきては、楽しんでます。久しぶりに原作を読みたくなって、ヤフオクで落札してしまいました。 (^^;

しかし、うらやましいなあ、その環境。ご実家が喫茶店ともなると、漫画をそろえるのは商売の一環になるのでしょうが、なかなかそれだけ読めた人っていないんじゃないでしょうか。う~ん。

そういえば、有害図書・有害漫画って、むかしはずいぶんうるさかったですね。喫茶店そのものが、すでにオトナという感覚さえありました。今は漫画は日本の文化だ、アニメはコンテンツ産業だ、と、大人の方が漫画を読むこと/アニメを観ることを勧めているという感じさえします。

投稿者 amekura101 : 2006年9月20日 07:56

青葉で万年補欠だった谷口が、墨谷二中でキャプテンとして成長、ついに青葉を下す。「好きな分野で夢を信じて努力を続ければ必ず報われる」ということが単純に信じられた幸せな時代でしたね。

>ご実家が喫茶店ともなると、漫画をそろえるのは商売の一環になるのでしょうが、なかなかそれだけ読めた人っていないんじゃないでしょうか。う~ん。

漫画だけじゃないんですよ。お客さんとのお付き合いの関係で、朝日、読売、サンケイ、それにスポーツ各紙。赤旗と聖教新聞もとってました。
スポーツ紙のエロ小説、ドキドキしながら隠れて読んでました。

>そういえば、有害図書・有害漫画って、むかしはずいぶんうるさかったですね。喫茶店そのものが、すでにオトナという感覚さえありました。今は漫画は日本の文化だ、アニメはコンテンツ産業だ、と、大人の方が漫画を読むこと/アニメを観ることを勧めているという感じさえします。

隔世の感がありますね。
活字離れは困るけど、漫画・アニメは重要な文化です。
日本も早くポルノ解禁してほしい。あんなので「劣情」を刺激されるわけがない。フランスのように解禁して、そのかわり、一般の総合週刊誌にヌードを載せるようなことは止めてほしい。コンビニでわざわざ封をして成人雑誌を売るな。興味のある人は、自分のリスクで、然るべき専門店に行って手に入れればいい。
日本はおかしいと思います。

投稿者 pierre : 2006年9月20日 16:18

>pierreさん

>青葉で万年補欠だった谷口が、墨谷二中でキャプテンとして成長、ついに青葉を下す。「好きな分野で夢を信じて努力を続ければ必ず報われる」ということが単純に信じられた幸せな時代でしたね。

物語もそうですし、描かれる町や家など、ある意味タイムスリップした感覚にさせられます。個人的には『プレイボール』の方が好きで、この漫画で高校野球の面白さを知った口です。

>漫画だけじゃないんですよ。お客さんとのお付き合いの関係で、朝日、読売、サンケイ、それにスポーツ各紙。赤旗と聖教新聞もとってました。

いろんな活字文化にも触れられるということでは、ものすごく文化的でもあるのですね。私の実家も、付き合いで赤旗日曜版、聖教新聞をとっていたことがありますよ。今は地元紙の北日本新聞と、全国紙の読売だけですが。

>スポーツ紙のエロ小説、ドキドキしながら隠れて読んでました。

地方育ちの私は、実は大学時代、富山を離れて一人暮らしを始めるまで、世の中にスポーツ紙なるものが存在することさえ知らなかったです。いや、マジで。JRの駅には売ってたんでしょうけど、高校生の私には、ほとんどご縁がなかったですから。富山地方鉄道の駅には、切符切りのおばちゃんしかいなかったなあ (いまは無人駅だし) 。

>活字離れは困るけど、漫画・アニメは重要な文化です。

その扱うジャンルの多彩さは、圧倒的ですね。アメリカだと、子ども向けのものしかないですしね。あのペラペラの「コミックス」は普通の本屋には売ってないし。

投稿者 amekura101 : 2006年9月20日 17:12

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