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2006年2月24日

バーバーの《ピクニック》について

とある方から、サミュエル・バーバーのピアノ曲《ピクニック》が作曲された経緯について質問がありました。以下が私の回答です。この曲に興味がおありの方は参考になさってください。

○○様

私の所有するバーバー関連の書籍から、引用してみます。

「これらは小さな古典的形式によるアメリカの地方色
豊かな語法の探索 (谷口訳:原語excursions) である。
これらのリズム的性格は、民謡を素材とした題材と地方
の楽器を想起させる器楽法同様、すぐに認知される。」
(バーバーの発言。Nathan Broder "Samuel Barber"、
68ページに引用)

ということで、第1楽章:ブギウギ、第2楽章:ブルー
ズ、第3楽章:民謡風の旋律による変奏曲、第4楽章:
バーン・ダンスといった、アメリカの民謡を西洋音楽の
視点から探求した作品ということだそうで、アメリカ
民謡や初期のポピュラー音楽をイメージすればよさそう
です。

1930年代、バーバーは自国の民謡に強い興味を持ってい
て、これまでロマン派っぽい作風で書いてきた彼が、
「アメリカ音楽」も書けるということを証明するために
これを書いたと彼自身が述べたこともあったようです。

実は1930年代というのは、多くの作曲家がアメリカらし
い音楽を書くことに苦心していた頃でして、バーバーも
その例外ではなかったということだと思います?

投稿者 amekura101 : 2006年2月24日 11:44

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